熱くなれない大人達へ 感情を切腹した日本

熱くなれない大人達へ 感情を切腹した日本

目次

熱くなれない大人達へ

自分がどんな人たちに会いたいのかを改めて整理していた時に

そう言えば1年前ぐらいにこのテーマで記事を書いたなぁと思い、

改めて今整理するならどう書くだろうと思って記事にしてみます。

僕がこのテーマで書こうと思ったのも、

僕自身の経験から。

自分がいつしか社会で生きることにこなれて、

失敗を恐れるようになったり、

熱くなることを忘れてしまった自分がいました。

高校から医療の勉強をして、

自分で解剖学の本を読んで自分で治療法を考えたりしていたとき、

今思えば無茶苦茶だったけど、

そこには全力の自分がいました。

いつしか、論文や世間や先輩の言う正解に近くなろうと

反応や結果に怯える自分がいて、

まっさらでは無くなる自分に怖さが出たことを覚えています。

だからこそ、

夢や目標、人生に熱くなることを忘れてしまった大人たちに

もう一度共に熱くなりたいし、

どうせ描くなら、

途方もないような、共に持てる大きな夢を持って、

夢に行ききりたい。

そう感じていました。

この1年を通して感じたことは

熱くなれない理由

例えば今熱くなっている人ももっと熱くなれるはずだと思っていると思うんです。

どこかでブレーキを踏んでしまう。

これって個人の原因ではなくて、

『日本』という集団が持っているんだとしみじみと感じた1年でした。

日本は大きな夢を描くこと、そこに行ききることに

蓋をするようになってしまったということ。

僕たちがご紹介している技術『nTech』

その創始者のNoh Jesuさんの最近のお話のなかで、

日本は感情を切腹している

という言葉がありました。

一体、どんな感情を切腹したのだろう。

私たちが熱くなれない理由に感情があるのではないか。

そんなことを仲間とディスカッションしながら、

改めて私たちを振り返ってみました。

夢や希望を描ききる感情を切腹してしまったのではないかと感じるのです。

日本が通過した二度の絶頂からの転落

近現代史のなかで、

明治維新を終え、急速に近代化に成功し、

いろんな観点はあれど、アジア諸国を西洋の植民地支配から解放していった日本。

大日本帝国 図:wikipediaより引用

当時の国土がこのぐらいですから、

その勢いは絶頂にもありました。

そこからの強烈な敗戦。

大規模空襲、原爆の投下、東京裁判もあり、

日本は物質的にも精神的にもボロボロになりました。

そのなかでも終戦を宣言しても戦争が終わらなかった場所が北海道。

分断の涙もある土地です。

そして唯一の復興を掛けた経済成長。

朝鮮半島の戦争の力も借りながらですが、

一気に世界第二位の経済大国にのしあがった日本は、

円プラザ合意を受け入れ、バブルに突入。

その後、バブルは崩壊し、世界は実物経済から金融経済への移行。

近現代のなかで日本の夢は大きく二度散りました。

そう考えたとき、僕も含めて、

夢に行ききることを抑える心は

日本に刻まれた無意識の傷が影響しているということをまざまざと感じました。

熱くなることを迷惑をかけてしまうかな?

どう思われてしまうかな?

そんな考えが出てくる人も多いと思います。

特にそのなかでも、近隣アジア諸国との関係は、

今も決して仲が言いとは言えませんが、

日本を一人の人間として見たときに、

特に朝鮮や台湾は夫婦とも家族とも言える関係。

その関係が分断されることはショックだったのだと感じます。

これはいろんな観点が働くことかもしれませんが、

元元、心一つに戦った仲間が分断され、

常になじるように言われ続ける。

これって人間として見たら、

無力さや残念さなど、

強烈に複雑な気持ちが生まれると感じています。

私たちの関係性に関する諦めや怖さにこういった歴史背景も関わっていると感じずにはいられません。

世界へ夢や希望を馳せる大きな日本

日本は士(サムライ)の精神のある国ですから、

環境や状況に心が支配されることを恥とします。

本来の日本はそんな日本。

日本のもつエネルギーは本来、アジアや世界にまで広げられるもの。

だけどその強いエネルギーが矛先を失っているから、

今の日本人は自己否定など、

悩みやすくなっているのだと感じます。

北海道もその強いエネルギーを

どこに向けたらいいのかを待っている時なのだと思います。

日本の感情に刻まれた深い傷。

私たちの中にある深い傷を癒し、

もう一度世界へ広がるような大きな夢と希望を溢れさせる時なのだと感じます。

もう一度、夢を描こう。

もう一度、熱くなろう。

本日もお読みいただきありがとうございました。

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