『冷静に熱くなれ!』ほどけるから熱くなれる、クレバーなモチベーションの作り方 その②

『冷静に熱くなれ!』ほどけるから熱くなれる、クレバーなモチベーションの作り方 その②

目次

熱くなるためにはどうしたらよいのか?

最近は人に出会う中で、

自分が心からやりたい!とか、自分の内側からあふれるものに人は出会いたいのだと感じる経験が多くありました。

そういった自分の内側からあふれるモチベーション。

それを設計するためには個人としての段階とチームとしての段階があると感じています。

<個人としての段階>

・チャレンジに対する心理的な安全

・自分の中での問題意識の設計

・問題意識を解決したことによる未来への確信

<チームの中での段階>

・お互いの意見や立場の相違に対する心理的な安全

・お互いが共感可能な共有可能な問題意識、共通のビジョンの設定

・問題意識に対するお互いの均一化(正確な問題意識)

にあると考えています。

組織のパフォーマンスに重要な心理的な安全

心理的な安全はグーグルが組織パフォーマンスの研究のため行った、

「プロジェクトアリストテレス」において、

組織のパフォーマンスにおいて、心理的な安全が重要であるという話がありました。

自分がチャレンジをするときに

心理的な安全があるのかは非常に重要です。

それは自分自身に対しての安心もそうですし、

集団に対してもそうです。

何かに集中して取り組めるだけの集中が作りやすい心創りが重要だと考えています。

もちろん、不安を原動力にするやり方もありますが、

持続しにくいことや、様々なひずみが生じやすいというデメリットがあります。

そのうえで、ではモチベーションの原動力をどこに頼るのかといえば、

正確な問題意識にあると思います。

モチベーションの源泉を問題意識中心に置き換える

これを解決しないとやばい!という切迫した強い想いが、

強いほどに行動する原動力につながっていきます。

不安を原動力にしたモチベーションの作り方は高さを相対比較することで、

そうなりたいと願う、高さを原動力にしたモチベーションの作り方。

問題意識を中心にしたモチベーションの作り方は深さを原動力にしたモチベーションの作り方になります。

深い問題意識と、その深い問題意識を解消ができるイメージとのセットにより、

今ここに解決すべき問題を明確にし、モチベーションを持つことが可能になります。

そのうえで、今の時代は変化の激しい時代。

お互いが大雑把な良かれでチームを組むと、お互いの前提の違いからどこかおかしくなるということです。

お互いの観点を融合するためには、お互いがどんな問題意識の前提に立つのかを理解することがとても重要です。

問題意識の合意が取れたときに、安全に走ることができますし、

そのプロセスをどのように携わっていくのかというチームプレーが生まれてきます。

問題解決のプロセスのなかで、

間違っているなと思えば、プロセスをほどくこともできますし、

そもそもの問題意識の設定もほどくことができるのです。

自由に再構築できる関係だからこそ、

安心して役割に没頭することができます。

お互いに経験の差や、立場の違いを担保する安全な関係性が重要になります。


このように個人と集団が一点集中でき、その集中からもいつでも解除できる思考や関係性を持てたとき、

安全に熱くなることができると感じています。

日本は歴史的に、第二次世界大戦の敗戦など、

一般的に盲目的に熱くなって失敗したというイメージを持っています。

そのため、熱狂的に熱くなるということに対して、

嫌なイメージのある人も多いと思います。

だからこそ、新しいモチベーションの作り方が必要だと考えています。

冷静に熱くなれ!

『冷静に熱くなれ』このフレーズは僕の高校の母校の先生が使っていた言葉です笑

今、思い返すととても深い言葉。

自分たちが生み出した熱から、いつでも自由になれるから、全力で熱くなれる。

そのためにはいつでも経験知識をほどける能力が必要です。

お互いが知っている前提から自由になれるから、相互理解ができるし、

観点を融合できる。

お互いが共通した問題意識の船に乗ることで、共に自分たちの中にあるものを使いながら、

未来へかじ取りをしていけると考えています。

本日もお読みいただきありがとうございました。