人工知能の時代に求められる人材とは?~チームプレーは時代の先端~ セミナー報告

人工知能の時代に求められる人材とは?~チームプレーは時代の先端~ セミナー報告

目次

札幌トヨタグループ労働組合様から研修のご依頼を頂きました。

6/20(水)札幌トヨタグループ労働組合連合会様からご依頼を頂き、

全道の札幌トヨタグループに所属する30歳の方向けの研修にて、

一部、セミナーを担当させて頂きました。

『人工知能全盛時代に必要とされる在り方の変化 ~チームプレーは時代の先端~』

というテーマでお話をしました。

今回はその研修を通してどんなことを話したのかやどんな学びをしたのかを書きたいと思います。

時代の脈絡からみる求められる人間の在り方

これからの時代、ものすごい勢いでテクノロジーが発達していきます。

人工知能、IOT(インターネットオブシングス)、様々な商品はITとつながり、

最適化されていく時代です。

この様相はソフトウェア戦争とも呼ばれ、

いかに様々なデバイスを統合できるプラットフォームを持てるかが、

勝負の鍵であるということもできます。

トヨタは車のメーカーですが、

今やライバルは日産などの自動車メーカーではなく、

Googleがライバルになる。

そんなお話もあるくらいです。

https://www.asahi.com/articles/ASK6D72QBK6DOIPE03J.html

時代の脈絡をよんだとき、

GoogleやFacebook、

世界の先端の人材は東洋の禅の世界をパッケージ化したマインドフルネスを取り入れ始めています。

沢山の外からの情報にさらされることは

中からの情報である考えや感情を出させます。

職場のなかでもやりとりをすればするほど

忙しくなればなるほど

考えや感情、お互いの決めつけは強くなっていきます。

勝手な決めつけは職場環境をギスギスしたものにし、

お互いの関係性は循環しなくなります。

そんななかで、自らの経験値からくる考えや感情から脱却すること。

今ここに集中できる心の状態をつくることにチャレンジをしています。

情報とのであいかたが変われば

生産性が変化することを期待してのアプローチです。

時代に必要とされる変化のキーワード『自己実現』→『自己超越』

このようにGoogleが取り組んでいるアプローチを

どんな方向性にチャレンジをしているのかといえば、

『自己実現』から『自己超越』の方向性に向かっているということができます。

自己実現では経験や所有に価値がおかれます。

『自分』というものが、

いかにやれたか、いかにもてたか

そこにフォーカスのいく考え方です。

言い換えると、これは自らの経験から導かれる『知』にパラダイムがある状態です。

自らの経験値を土台に判断し、決めつけをする。

お互いの経験値から世界を見ますから、

本質的にお互いの世界は融合されません。

ここでうまれるチームプレーには、

常にがまんがつきものでした。

今、世界は格差の問題や紛争の問題、

個人や各国のエゴを中心とする自己実現だけでは未来を創れない、

そんな時代になっています。

そして、記憶や経験の所有を人間よりも上手に代行する人工知能が出現しました。

世界全体が新しいパラダイムの方向性を模索しています。

新しい時代の人材のキーワードとなる『無知』の世界

その、自己実現を越えた未来の方向性が、

お互いの経験を越え、わかりあうことができる

自己超越の世界です。

これはお互いがお互いの経験値から自由になった世界、

『無知』のパラダイムです。

この『無知』のパラダイム。

実は日本に古くからある深い智恵です。

アメリカはマインドフルネスという形で日本をとりいれ、

新しい時代の人材作りにチャレンジをしています。

人工知能時代に提案したい『無知』を技術として活用した人材

私たちミッションリンクでは、
数式により定義された客観的に共有可能な無知の世界『0=∞=1』

n-Techという教育技術を活用し、新しい時代の無知のパラダイムをご案内しています。

この技術を活用して無知を取り入れながら

お互いがお互いの経験値を越え、

チームプレーをしていくサポート。

今回の研修では、このような時代全体の方向性にたいするお話をしたうえで、

日常の職場のなかで起こりやすい知のパラダイムにとどまる事例から、

実際に体験をしていただくワークショップを行いました。

お互いが自らの経験値のなかで、

どのような決めつけをしてしまっているのか。

コミュニケーションをしながら、

自らの『知』に気づくためのワークショップ。

相互に決めつけている世界を理解することは、

人間共通である『脳』が働いていることを理解するということ。

これは誰一人、例外はありません。

わたしたちの本質的な課題を明確にする重要なプロセスです。

自己超越を伴ったチームプレーは時代の先端

私たちがチャレンジすること。

それはお互いがお互いの

経験を越え、理解しあい、

新しいなにかを創造すること。

未来は過去のなかにはなく、

今の連続が未来を作ります。

人間が経験から自由になれることは、

時代の先端への勝負です。

これを個人のレベルではなく、

関係性のなかで突破していくことは、

非常にエキサイティングです。

私たちが日常に誇りをもてること。

それは時代とつながって生きることだと思います。

私たちの日常が時代の先端を歩んでいることを自覚することが大事であると考えています。

北海道という土地の意味、

トヨタの企業理念である豊田綱領も引用させて頂きながら、

自己を越えたチームプレーをしていくことが時代の先端であるということをお伝えさせて頂きました。

自らの会社がどんな理念で始まったのか。

そのルーツを理解することは

非常に重要です。

今回、初めてトヨタの理念に触れさせていただきましたが、

日本をつくってきた大企業の出発の意志を感じました

その意志と共にあれることはとても誇りたかいことだと思います。

ちなみに、わたしも同じ30歳。

72名ほどの参加者の前で門外漢が語るということはそれなりにプレッシャーがありましたが、

頂いたアンケートからも、

自らの決めつけにたいする気づきや、

チームプレーへの意識をもつことなどの声が沢山ありました。

仕事を終え、今回、お声をかけていただいた担当者の方とお話をさせて頂き、

その方の、職員の方への思い遣り、

心遣いにとても感動しました。

共に仕事ができたことが嬉しく、

このような機会をいただけたことに

とても感謝しています。

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