本物の自分らしさで勝負する生き方~セラピストとしての自分の終わりと脱力への道~

本物の自分らしさで勝負する生き方~セラピストとしての自分の終わりと脱力への道~

目次

自分らしさを発見する人生の大きな転機となった二日間の旅

この土日、

ちょっとお暇を頂くつもりで十勝に行ってきました。

朝3時半に出発し、トマムの雲海をみて

帯広に一泊し

然別湖を一別して帰ってくるという二日間。

この二日の旅が

僕自身にとって新しいスタートを切る

大きな二日となりました。

タイトルの通り、

セラピストの自分の終わり

これはミスリードを誘う文章ですが笑

セラピストをやめる、という訳ではありません。

人は誰しも経験値の眼鏡をかけています。

この目は有効に働くときもありますが、

時に『今』と出会わせることを曇らせます。

<セラピストとして培ってきた感覚の自分>

という服を明確に脱ぐことができたというお話です。

それを脱いだら、

本物の自分、

守るもののなにもない自分を発見し、

世界の見えかたが一変してめっちゃ楽になった!

そんなお話です。

ある企業からの研修の依頼。それが大きく変化を促すきっかけになりました。

帯広への旅行は友人と事前に企画していたものですが

ありがたいことに前回の倫理法人会での講話のあと

ある企業様から

研修のご依頼を頂き、

今週の水曜日に研修のなかでお話をさせてもらうことになりました。

今回もなかなかの規模!で70名強の方を前にお話しします。

当然ですが、

僕にとってもなかなかのプレッシャー!!!

基本的に何かに動じることは少ない方なのですが

今回は講話に加えてワークショップを取り入れたり、

様々新しい取り組みをすることがあり、

正直、緊張することがありました。

この二日間、

旅行をしながら癒されながらも

ミッションリンクのメンバーと

打ち合わせもしながら当日のイメージを作っていきます。

手前の二人がミッションリンクのメンバー

わたし堀江と、赤尾さんです。

奥にいるのはn-Techの講師の原田さんです。

時代に必要とされる『無知』という心の在り方

写真は然別湖。

わたしたちのコンセプトは『無知』という新しいパラダイムを新しい人間の変化のモデルとして提案すること。

そして、人の心を『無知』に置くために最適な手段・技術として

n-Techという教育技術があり、それを利用させていただいております。

わたしたち自身も技術を活用するものとして、

お互いにディスカッションやイメージを循環させるときに

『無知』を活用しながらのチャレンジをしています。

わたしたちが提案するすべてのサービスや商品は関係性のなかで産み出していく、

というのがわたしたちの大事にしているポイントです。

これは、わたしたち、というメンバー間だけではなく

出会う一人一人の皆さんとの関係の中でも産み出していく

ということと同じ意味です。

アイディアを産み出す無知を活用したディスカッションと実践

『無知』を活用するといっても抽象的で、イメージがつきにくい人もいるかと思います。

では、これがどういうことかというと、

前回の記事でも書きましたが、

無知を活用した世界観を

『自己超越』と表現することができます。

自分というものを手放したときに無意識に守るものがなくなり、お互いがとらわれることなく

イメージを循環させあうことができる。

さらに『無知』と『知』の関係性が理解できることで、

お互いの違いを設計図として理解し

違いを融合させることができるようになります。

今回の研修のイメージを打合せするプロセスでも

様々な意見交換とお互いの無意識を観察しながらのチャレンジがありました。

お互いの決めつけを観察しながらイメージを組み立てていくプロセス

さて、ここからが今回の旅の気づきになるのですが、

この二日のなかで

大きく自分自身の気づきになることがありました。

わたしたちのなかにある無意識の決めつけは

自らも、相手も、環境も、

限界を作ります。

『無知』という新しい変化のイメージとペア付けされることで、

限界を認識することは、

そのまま変化に繋がります。

このイメージは、こ人間を変化させる教育テクノロジーを味わっていただいた方と共有できる世界になりますので

ご興味のあるかたは是非ご連絡ください。

そして、僕自身が今回気づいた無意識の決めつけは

自分がセラピストとして培ってきた

『感覚』にあったのです。

ディスカッションをしながら、

ふと今、僕が感じているプレッシャーや当日に向けた話をしゃべったときに、

違和感を感じた彼女から質問が飛んできます。

言われた瞬間、若干自分の状態に共感してほしい!

みたいな感覚もあったのですが笑、

その質問をてがかりに

よくよくみるとすごい構造が潜んでいたのです。

本来、シンプルである世界を

どのように決めつけているのか、

その人の無意識の認識の通りにそのひとの世界は動きます。

わたしのなかにある決めつけがわたしを縛っていた

講話や施術をするとき、

実はわたし、結構緻密なエネルギーの操作を行っています。(つもり)

場や相手を感じながら、

最適な言葉やタッチ、

この感覚の言語化は難しいですが、

ある種、達人のような感覚のチャレンジを

日々日々やっていたりします。

なので、そういった場に参加したり、わたしと話すとなんかすっきりするような効果も期待してコミュニケーションをとっています。

と、ここまで言うとなんかすごいことやっているなー、

という感じなのですが

さて、今回メスが入ったのが

僕のその感覚の世界だったんです笑

ある種、繊細で、細かい、でダイナミックな、

という僕の再現したいイメージ。

で、わざわざ、針の穴を通すような世界に勝負する。

その時に感じた、自分が上手くいった

感じていた経験のイメージ。

当然ですが、感覚はそのときにうまれたもので、

二度と同じことが起こることはありません。

しかし、無意識にこの感覚の正しい、

正しくないにとらわれてしまうもの。

これはそのまま、経験したことのない未来への不安につながります。

これは人間共通の仕組みに由来するものです。

実はその難解なゲームをわざわざ立ち上げていることが

僕の世界をさら複雑にし

再現を困難にさせながら、

プレッシャーを増大させていたのです。

この構造に気づいたとき、

セラピストとしての堀江直樹が蓄積してきた

経験の感覚の思い込みが

一気に崩壊し

僕の世界にあったプレッシャーが一気に消えました。

そして、シンプルに世界を観る目でみたときに、

どんな勝負をするのかが明確に見えました。

これは、僕の経験した感覚が

無くなるわけではありません。

ここまで蓄積してきた世界観は

これからも僕を必要なときに選択をともなって助けてくれると思います。

全ての決めつけの服を脱いだときそこにみえる本物の自分らしさ

決めつけの自分

経験の自分という服を脱いだとき

『無知』のパラダイム

そのものに心がおかれました。

過去は自分を規定するこはできません。

ただ、『今』だけがある。

その自分と出会ったときに

自分をしばるものはなく

深い脱力との出会いでした。

知識や技術で自分を武装することがなく、

ただ、ありのままで世界を観て

お互いのなかの尊厳をみつめ、共に未来をつくる生き方。

ここまでよく共有不可能な孤独な感覚の世界で

頑張ってきたのだと思います。

今までの自分に最高の感謝と

改めてこの感動を人に伝えたいと確信を深めるのでした。

共有可能な『定義』があるから

主観的な感覚をこえて

誰もが到達可能な世界があります。

お互いの深い尊厳を確認しあえる

技術と仲間。

そして、このメッセージを発信できることに感謝しています。

長文になりましたが、お読みいただき、ありがとうございました。

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