社会の変化スピードに人が追い付けなくなった時、人はどう生きるのか?
- 2022.11.27
- 時代創り
最近視聴した落合陽一さんが語るシンギュラリティ論についての動画を
もとにこれからの生き方について考えてみたいと思っています。
シンギュラリティは2025年に来る
シンギュラリティ(技術的特異点)とは未来学者のレイ・カーツワイルさんによって
近い将来に人工知能の進化は指数関数的に増大していき
2040年には完全に人類の知能を凌駕し
それ以降の時代の変化は人間には予測することは不可能になっていく
というものです。
動画のなかで落合さんの話では
このシンギュラリティは2025年にはやってくるというものでした。
今のAIの進化速度を観るとちょうど2025年頃には
人間の知能と同等レベルのAIが沢山生まれてくるとのこと。
現段階では作曲や論文など
今はAIを通して生成するのに一瞬で構築することができるようになってきました。
そうなるとこれまでのように論文を執筆するのか
数か月かけて査読をするのかといった問題が出てくるとのことでした。
知的領域の活動において、
人間が追い付けなくなった時、
情報の価値というのは大きく価値が変わってきます。
情報の消費の形が変わった時に
私たちの日々の生活は大きく変わっていくことが予測されますね。
そして、これまで人間はホモ・サピエンスとして知性を象徴する生き物だったことが
早すぎるデジタル世界の変化に追いつくことが出来なくなり、
賢くなり過ぎたデジタルネイチャー(コンピュータによってすべてがデジタル化し新しい自然環境のようになっていく)に
人間は取り残され、もはや知性を冠する生物ではなくなっていきます。
そうなった時、人間に残されるのは恋愛や戦争しかないんじゃないかと落合さんのお話ではありました。
それぐらいこの数年の変化が凄まじいことを感じられているそうです。
社会の変化スピードが速すぎる時代に必要な力とは?
落合さんの話から読み解くと
これからの時代は静的な情報は変化スピードが速すぎて
すぐに賞味期限が切れてしまい
動的なインタラクティブ(相互のやり取り)が重要となり
コミュニティに価値が生まれていくことを示唆されていると感じています。
しかし、ただのコミュニティでよいかというと
ほとんどの情報が陳腐化していくなかで
価値を生み出すコミュニティの在り方というのは研究が必要そうです。
1つ、動画を視聴しながら感じたことは
強烈に情報が更新される社会に突入していくということは
いかに自分が知った情報から自由になるのかという
「知っていることをゼロ化する力」というのは絶対に必須の力になると感じています。
私たちは心理的安全あるチーム作りというテーマで
ゼロ化の力の必要性についても提案をしていますが
これから社会の変化を考えたときにすべての人が身に着けるべき能力ではないかと感じています。
また、いつでも情報から自由になれる心をもったうえで
取り入れた情報をつないで意味のあるものに再構築していく解析力(リテラシー力)も重要ですね。
どんな環境の変化が目の前に来ても、
尊厳、自由、愛、喜びにあふれるような解析を続けられることが価値になりそうです。
そういったことを相互に確認し、育て合えるようなコミュニティが
人間に残された最後の道であると思っています。
この動画を観ながら
人間の変化はまったなしで来ていることがわかりますね。
改めて2016年に書かれた令和哲学者のノジェスさんの記事になりますが
人間の【知】が何故限界なのかという話を
大量の情報化社会の変化に合わせて書かれています。(6年前ぐらいの記事ですが本当にその通りになってきた(;^ω^))
皆さんはこれからの時代に
どんな準備・実践をして日々を過ごしますか?
是非、共に考えていきましょう。
本日も御読み頂きありがとうございました。
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