アイディアの在り処はお互いの間に。

アイディアの在り処はお互いの間に。

心が脳に負けない生き方

お久しぶりにブログを書きます。

最近は新しくつながった方も多いので、どんな仕事をしているの?

と言われることもあります。

一言で言いますと、『心が脳に負けない人づくり・チームづくり』を提案しています。

生物学の観点では、生物とはアルゴリズムであると言われています。

アルゴリズムとは、シンプルな言葉でいえば機械的な条件反射。

私たちの脳もほかの動物よりは複雑ではありますが、アルゴリズムであると言われていて、

環境や条件が来ると勝手に反応してしまう構造をもっています。


例えば、つい相手から何かを言われると自分が怒られていると思ってしまったり、

周りが動かないシチュエーションで自分がやらなきゃと思ってしまったり、

人それぞれのパターンがあるかと思います。

人は脳が作り出した仮想現実(VR)の中にいて、

脳というVRのヘッドセットを外したことがないから、

自分が見ている世界に疑問を持ちませんが、

実はお互いが出会っていても、見ている映画は違うのです。

物質の世界では同じ空間、時間、世界にいても、心の観点で見ると同じ世界にはいない。

だけど、関係性のなかで私たちはどこか分かり合えると期待してしまうのです。

そのため、人間関係は必ず、ずれや摩擦や誤解が生じるようになっています。

お互いが違うなんていうのは、当たり前に思う方もいるかも知れませんが、

実は人類の歴史の中でも超えられなかった深刻な問題でもあるのです。


「人が脳のVRの中に留まっている。」

この現状に、あえて問題提起をし、

心と脳を明確に分けて整理することで、

日常生活や仕事、パートナーシップ、人生において新しい効果、価値を生み出していこうとしています。


脳とは、世界に境界線を引き、過去とつなげて世界を意味づけします。勝手な決めつけ。

それに対して、心とは、決めつけることができない可能性そのもの。

自由意思であり、無知の知。

経験から自由になることができる消しゴムのような機能を持ちます。

私たちの本質は心にあるの?脳にあるの?

こんなことを考えるってなかなかないと思いますが、

この整理によって生まれる価値を、チーム作りや人生作りに活かしていこうというのが、私たちが提案していることです。

「自分」のイメージが変化するとアイディアの在り処が変わる

この心と脳の関係の整理。

精密に切り分けとつながりが理解できることで得られるものは沢山のことがあるのですが、

今回は僕の好きな内容で書いてみたいと思います。

僕の中で自分がすごく楽になったし、こんな観点の使い方があるんだ!と感動したこと!

それは、脳(アイディアの源泉)がお互いの間にあるというイメージに変わったこと。



普通、アイディアを考えるとき、それを思考するのは自分の頭で考えますよね。

だからアイディアを出すのは自分だし、実行するのも、体の自分と思いやすいです。

僕はもともと過去の経験データ上、自分でやらなきゃとか、価値のある自分にならなければというパターンが強いので、

特にアイディアを出したりするときも緻密に考えるし、

行動ベースだったり、人前で語ることまでを想定して考えが及ぶケースが多いです。

しかしそこには欠点もあって、

自分が何かをすることにはプレッシャーが常にあるし、

それだけ力が入って作ったアイディアだとすると自分の観点を脅かすような(笑)優れたアイディアが外からでたりすると、

相対比較したり、それを自分が話せたり行動ベースまで理解しないといけないと感じて、脳が処理できずフリーズしたりしていました(笑)

脳が世界に境界線を引いたとき、自分というイメージを勝手にこの体の範囲で引きます。

そしてそのまま、その体から出たアイディアを自分自身であるように、力が入ってしまうのです。

本来の「自分」とは境界線を引けない、可能性そのものであることが腑に落ちたとき、

境界線は勝手に引かれるものではなく、自らの意志で引き、デザインするものになるのです。

そこで、「私」という境界線を『場』に引くと、

場が自分であれば、お互いの持つ知恵や観点は財産であり宝。

お互いの間の中での出会いから、今まで出てこなかった気づきやアイディアが産まれてくる、そんなイメージになります。

自分でやらなきゃ!がすごく強かった僕からすれば、

世界に対して知恵を借りられるというイメージに変わったことは、すごく力が抜けた瞬間でした。(慣れるまで少し時間がかかったけど笑)

そんな風に、脳の機械的な反射を超えて、

お互いの持っている知恵が力を抜いて融合し合える関係が作れたら非常に面白いな~と思っています。


もしここまで読んで少しでも面白いと思えた方には、

分がどんなVR(映像)の中にいるのか、観察をしてみることがおススメです。

日常を振り返って、こんな条件が来るとこんな反応(考えや感情や行動パターン)しやすいな~とか、

自分で観察してみても面白いですし、人に聞いてみても面白いと思います。

悩みの観点だけではなくて問題解決の仕方なども探ってみると

その人の傾向性なども見えてくると思いますよ!

自分がよ~く見えると人がどんな反応で動いているかが自然と見えるようになってきます。

もししっかりと整理されたい方は個人セッションも行っています。

是非、ご相談くださいませ。

本日もお読みいただきありがとうございました。

セッションメニュー 問い合わせフォーム

tell:080-1301-6374

mail:perspective496@gmail.com

—–Mission-Link—–