経営者は孤独。孤独の原因は脳の機能にあったという話。

経営者は孤独。孤独の原因は脳の機能にあったという話。

目次

孤独の原因は実は脳にあった。そんな話。

『経営者は孤独』この言葉を聞いたことがある方は多いと思いますし、

実際に多くの経営者の方は感じたことがあることだと思います。

この孤独というものをどのように捉え、受け止めるかによって、

アプローチをどのようにするのかが変わってきます。

違いを受け止め、諦め・妥協するのか?

違いに可能性を見つめられるのか?

僕の考えとしては、

経営者の方が孤独を癒すことができることで、

大きな安心を土台にして

未来への原動力に繋げることが出来ると考えています。

そこで敢えて、この『経営者は孤独』という言葉にメスを入れてみたいと考えています。

孤独の原因はどこにある?

これは問題の本質が立場の違いにあるのなら、

その孤独の限界というものは立場を経験しないと分かり合えず、

超えることが難しいです。

経営者は孤独と言う言葉の背景に出てくるものは

目線が違うから、

立場が違うから、

従業員とは分かり合うことができない。

その前提からの言葉だと感じています。

特に経営者は法人がそのまま『自分』になりやすいため、

法人の存続自体に危機感を抱きやすく、

ある意味で会社という船に乗りながら、

部分的な作業に従事している従業員とでは格差が生まれてしまうのは当然と言えます。

これらを越えるためにファシリテーション的に

お互いの背景を疎通させるように確認しあったりとか、

リーダーや役職を与えて責任を持たせることで、

お互いの想いを疎通しようとしますが、

一時的にはよかったとしても、

最終的に独立して離れてしまうとかのケースもありますし、

事業が進むなかで理解しあえないポイントが明確になり、

破綻してしまうということはよくあります。

これらの共通認識を取りにくい理由や、

ある意味で良かれと思うことがぶつかって喧嘩になってしまうこと、

お互いの立場を越えにくい根本的な原因は

現象の中には無いのです。

人はそもそもお互いの前提が違うので、

同じものを見ていても同じものは見ていません。

同じ言葉を聞いていても単語のイメージは違いますし、聞いていないのです。

その原因は脳にあります。

実は私たちの脳は限定された部分的な情報しかキャッチができません。

当然ですが見える範囲、聞こえる範囲には限界があり、

経験した範囲を土台に世界を認識する構造を持っているのです。

これが無意識に絶対だと思ってしまうようになっており、

そのため、本質的な観点で言えばお互いの生きている世界はまったく違って、

接点が無いのが人間の構造なのです。

これをどうしても身内だったり、

近い関係になるほど、

わかってもらえるという期待感が生まれます。

共通土台が実はないのに

共通土台があると思い込んでコミュニケーションを取ってしまう。

これはある意味で言えば強烈な地獄です。

時代の変化のなかで舵取をすることは

人との協力関係無くしては出来ません。

そこに矢面に立って進み続けることは多くの限界に出会います。

この中で生まれる摩擦や失敗、限界を強く経験しているからこそ、

経営者は孤独と感じることが出来るのだと思います。

逆の観点から見れば、

孤独であるということを認識できることは

問題の本質を理解するためのギフトなのかもしれません。

問題の本質を理解したときに

実は人間一人一人は絶対的な孤独の中にいることがわかるのです。

違いに対する恐れは不安感を生み出す

実は人と人とが違うことは無意識にわかっているので、

人は無意識に裏切られるという不安感を持っています。

これの最たるものは

家族関係だったり、社会の中で蓄積をしていきます。

家族や社会に対して、ありのままでいるよりは

家族・社会の要求に応えられる自分になろうと頑張るのです。

だからこそ、時代の荒波を越えて売り上げだったり、

しっかりと経営が出来ているというシンボルは

この人は裏切らないということの証明として機能しているのかもしれません。

しかし、お互いが違うという前提のまま頑張り続けることは

常にこうあらねばならないという力が入り続ける構造を

持つことと同じです。

そしてその構造のなかには絶対的な安心感はなく、

人はそれぞれの世界で自分なりに頑張っている状態です。

つながっているようで、まったく接続していません。

だからこそ、人は孤独であり、不安。

このまま頑張り続ける世界観で生きるにはちょっと息苦しい時代になってきました。

昨日、1年間参加してきたティール組織の読書会の最終回があり、

本の最後の章にかかれた内容を上手に要約した表現に出会いました。

『私たちは世界を一つの機械であるように学び、

その部品として機能することを求められるように教育を受けてきました。

だからこそ、正確さや効率さを求められ、

失敗が許されない心になっているのです。』

いかに失敗から自由な心で

トライ&エラーしながら、

新しい時代を創るワクワクを享受できるのか?

こんな生き方は人間じゃない!

そんな強烈な叫びが聞こえてくるようです。

私たちの認識の変化が孤独を解消し、新しい時代の幕を開ける。

これからの時代はパラダイムが大きく変化し、

組織の変化、つまり関係性の変化が新しい鍵になっていきます。

変化の焦点は現象にはなく、

脳の機能にあるのです。

部分を認識し、知っている世界を担当する脳。

しかし、経験に固定されることがお互いの立場を越えた交流を難しくし、

違いと出会うことをストレスに感じさせます。

環境やコミュニケーション方法が問題なのではなく、

そもそも私たちの機能が問題を引き起こす仕様になっっているのです。

なので、ある意味で言えば大成功。

この問題が大成功するプログラムを解除するためには

本人の認識の中に

すべてとつながることができる

認識の共通土台を持てることにかかっています。

あなたの孤独は

あなたの認識に絶対的なつながりを回復させることを気づかせるチャンスです。

人が違いに恐れず、

融合できる関係性になれたとき、

安心して未来にチャレンジができ、

これからの持続的な成長につながっていくと感じています。

ご興味のあるかたは是非、ご連絡くださいね。

本日もお読み頂きありがとうございました。

セッションメニュー お問い合わせフォーム

tell:080-1301-6374

mail:perspective496@gmail.com

—–Mission-Link—–