経営者の悩み PDCAサイクルを妨げる原因とは?原因編
8月が始まりました。
北海道の空はこんな何かが始まりそうな
美しい夕焼けでした。
目次
ある経営者の悩み。現状の閉塞感を打破できない。
先日、ある経営者の方とお話をする機会がありました。
お久しぶりに近況を伺いながら、
かなり赤裸々に現状をお話いただきました。
※今回の記事はお相手に承諾を頂いて備忘録も兼ねて記事にさせていただいております。
その方の近況はちょっと重たいところからスタートしました。
この数年の間にふさぎこんでしまう時期があり、
なかなか大変であったということ。
今は少しずつ回復してきており、学や人との交流を再開し始めたタイミングだったということでした。
そのふさぎこみ始めた原因とは何かというと、
だんだんと経営状態が思わしくなくなってきたということ。
新規集客が増えず、既存の方は継続があるけど、
そんな変化を産み出せない日常に閉塞感を感じていたそうです。
そのような現実を突きつけられたとき、
様々な施策を実施するも、いまいち手応えが出ず、
そんな状態が続くなかで諦めや自己否定を蓄積されていたそうです。
人からアドバイスをもらえばそれにすがるように動いてしまう自分に気づいたり、
具体的にあったケースでは地域を盛り上げるために自分が頑張るけど、
自分が動いたときには回りが動いても
自分が動かないと回りが動かない、
そんな現状を見ながら
人にたいしての諦めと自分の無力感を感じていた、とお話をされていました。
このような悩みを聞いたとき、
皆さんでしたらどこに問題の焦点があるとお考えになりますか?
そして、どんなアドバイスをされますでしょうか?
PDCAサイクルが上手くいっていない
こんなとき、経営のイメージがある方ですと、
お相手の現状を伺いながら地域特性を考えながらの集客の方法を提案したり、
相手の感情に興味がある方ですと、
お相手の大変な状況に共感し涙する方もいるかもしれません。
前向きさがないことが問題だと、
ビジョンを描くことや夢に走ることを強調される方もいらっしゃるかもしれませんね。
僕がこのときに診断したことは、
この経営者さん本人が
『PDCAサイクルが出来ない状態に陥っていること』
と診断をしました。
施策の具体的内容は大きな問題ではなく、
計画し(Plan)やってみたこと(Do)を客観的に検証し(Check)改善を試みる(Act)とい一連のプロセス。
これを行うときに
この経営者さんの場合、
常に自己否定と無力感にバイアスがかかりながらPDCAを行っているため、
検証が客観的に行えず、
改善をしようにも自分の無力感や自己否定した自分を切り捨てるようにして
未来に向かわなければならない構造をもっているのです。
一言でいうならば、
変化をつくることにたいして、かなり重たい!!
このような僕の推察をお相手に確認したら
その通りだと思う、とご返事。
問題の焦点が明確になったことで
お相手のエネルギーもモヤが晴れた感じになりました。
スムーズなPDCAサイクルを妨げる無意識の構造
細かくみればいろいろとありますが、
この方のケースでは結論として、
自分に矢印が向く、
無意識の構造をもっています。
そのため、やればやるほど
回りから改善策やアドバイスをもらえばもらうほど、
自己否定にバイアスがかかっていっていき、
観念の質量が増大していく。
そんな様子があることがわかりました。
この無意識をあきらかにしないままに
変化を作り続けようとすることは
出口がなく、余計に不安や自責の考えから出発しますので、
現状を正確に判断する能力が鈍ってしまいます。
全部、自分が責任である、
というのは確かにその通りなのですが、
この『自分』というイメージが曲者。
自分にフォーカスがいきすぎることで、
自分自身に鞭打つような、
よくわからない罪滅ぼしの意識の
スケジュールの設定をしてしまったり、
無意識に力が入ってしまい、
つい頑張ってしまったりするので、
お相手の心に寄りそうゆとりをもてなくなってしまいます。
すると、そこから生まれる判断はどうしても無理があるものになりやすいのです。
では、このような状態をどのようにしたらよいのでしょうか?
この続きは次回に!
皆さんもお考えくださいね!
本日もお読みいただきありがとうございました。
この経営者の方と同じような悩みがあるかも!
と、お感じになられた方はお気軽にご相談くださいね。
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