職場に必要な気軽に相談できる雰囲気づくり

職場に必要な気軽に相談できる雰囲気づくり

今日は訪問看護ステーションの
管理者の方から
新人さんのフォローについて
相談される機会がありました。

まだ経験が浅い方のフォローだったのですが、
具体的にどんな内容を
取り入れたらいいかという
内容だったのですが、

私個人の私見としては
たまたまその新人さんともお会いして
話したこともあり、
その人の人ざっとした人となりが
わかっていたこともあったので、

何かの具体的な方法論での研修的なものが入るよりも

困ったときに気軽に相談できたり、
現状を話せるという関係があることが本人が理解できることが

何より大事なのではないかという提案をしました。

特に訪問医療の現場では訪問する際にも
リハ職としての手技だけでなく、
医学的な知識、
クライアントとのコミュニケーションスキル、
様々な多職種との連携などなど

多岐に渡る範囲での専門的な知識が必要になります。
そのため、それらを体系的に伝える
ということ自体がなかなか困難です。

日常業務の中の時間的な制約があるなか、
その時々で特別性もある現場の中で、

画一的に実施することが
果たして有効なのかという難しさも抱えています。

そんな時に、まず第一段階で僕が感じることは
『気軽に相談できる関係性がその人の中にあるか?』

ということにあると思います。

最近は大阪なおみさんの件で世間がにぎわっていますね。
記者会見を通しての拒否の話から全仏オープンの辞退、

それに伴うマスコミの反応、
本人からのうつの告白など。

様々な情報が流れていますが、
そんな中でセリーナウィリアムスから
彼女の心中への共感と

自分の胸中を吐露できる
関係性の重要さについての話がありました。

https://www.asahi.com/articles/ASP6136VDP61UHBI009.html

人は本来、見ている世界が違うもの。

だからこそ、私たちの人間関係は
絶対的な安心よりは
無自覚にずれることを想定した緊張感を伴います。

特に社会的な関係性のなかでは
そんなリスクを回避するために
役割の仮面をかぶるのです。

そのため安心して自分の中にあるものを
外に出せるというのは
実は簡単ではないことです。

だけど、そこに一歩寄り添おうとする心が
まず第一ステップ大事かと思っています。

もちろん、そういった歩み寄りをしても
上手く現状を話せない人や

そういった関わりが有効でない方も
いるかもしれません。

しかし、そういった事例を通して
お互いに理解を深め成長していくことが

職場では大事じゃないかなと感じています。

本日もお読みいただきありがとうございました。

perspective496@gmail.com