誰かのために自らが変わることに疲れてしまったリーダーへ

誰かのために自らが変わることに疲れてしまったリーダーへ

目次

新しいチーム作り 頑張ることに疲れてしまったリーダーへ

誰かのために何かをしてあげることが当たり前すぎて

自分が何なのかわからなくなったり

自分が変わることに疲れてしまっている。

だけど、誰かが傷ついたり、

相手が嫌な顔をしたり、悲しむことがすごく嫌だから

そんな動きをする自分を手放せないあなたへ

お節介な長男長女。

ちょっと厳しかった家庭で育った方にはこんな想いをもっているかたは多いかもしれません。

最近の僕自身の気づきとして、

自分の中にある決めつけが自分の世界を作っているんだなぁと改めて深く実感する出来事がありました。

セラピストとしての仕事だったり、

人の心や人生に向き合う仕事をしていると

日常でも人から相談を受けるケースも多く、

多いときは深夜の2時ぐらいまでとか、

お話を聞くこともある感じです。

そのため、お相手をどうしても助ける対象として見てしまいやすくなっていきます。

このことは、相手に問題がある人だと自らが決めつけているということ。

その問題を解決するために自分が頑張らなくてはならない。

そんなイメージが浮かんできます。

するといつも提案や提供するのは

相手の問題を解決するためのアドバイスやサポート。

これ、相手から頼られるという側面では僕自身の満足感は得られるのですが、

一生懸命、相手のために

僕が変わりに問題解決のアイディアを出したり、

やれることは変わってあげたり、

相手の考えを整理してあげたり、

お相手が自らの問題を自らの力で突破する力を削いでいくし、

相手は意識の焦点が自分の悩みにフォーカスしますので、

すると逆に悩みの考えにはまりやすくなっていくのです。

何よりも、お相手の可能性を信頼していないことに気づきました。

個人でセッションだったり、人と話すときにはこの構造にはまらないことを意識したりするのですが、

これって厄介なのは日常の何気ないところでそれを選択しているということ。

自らがこの反応を道具として使えると非常に便利ですが、

気づかないで使っていると回りの人間関係が固定されたものになっていきます。

このことは自分の人生の範囲が固定されていくことと同じです。

そして、自分が頑張り続け、疲弊していく。

そんな生き方です。

で、今、ちょっとしたチームを運営する試みをさせて頂いているのですが、

これがよーくでるのがチームプレーの現場。

チームメンバーとの関わりのなかで、

僕の持っている無意識の構造が白昼のもとにさらされました!

ぎゃーーーーーーー。

問題解決の鬼。それがわたし。問題という名の鳥かごに相手を放り込みます

今日も元気にスーパーマン(自称)が大空を飛び回る!

問題があるとその問題を解決したくなる。それが僕。

これがまたなかなかに上手に解決できるんです。

問題解決のプロともいえます。

しかししかし、この関係構築のパターンがチームのメンバーとの間で固定されていくと

無意識的にチーム全体に善悪のバイアスが創られ、

リーダーである僕が正しい側。

メンバーは不足した側、足りない側として認識し

その関係性が固定されていっているように感じました。

そして、メンバーの自立する心を奪っていく。

気づくとメンバーをフォローし、助けようとする動きに一生懸命になりすぎる自分が生まれ、

気づかない内に自分が疲れていく。

そんな構造になっていたのです。

自分的にショックだったのは、自分の中にあるイメージを確認してみたら、

リーダーである自分はメンバーではない、と思っていたことです。

リーダーとメンバーは違う。

一緒ではないんです。

現実に問題が生まれる度に

その問題を解決するために出兵を余儀なくされる境地。

度重なる問題に対して派遣され続ける行軍は

自分自身を疲弊させていきます。

メンバーの状態は

リーダーである僕の認識の鳥かごのなかにとらわれた鳥。

僕自身の決めつけがメンバーを自由にさせず、

メンバー自身をかごのなかに追いやっていることを気づきました。

ウソ…!!わたしの認識がこんなに自分が頑張らなきゃいけない状況を作ってきたの?

⬆あいつの認識の結果だってよ

自分の認識がこの現実を作っていたことに気づいたとき、

それはショックでもありましたが、

これは自分で頑張っちゃうリーダーだったり、お助けマンの涙でもあるなぁと感じています。

助ける側、助けられる側、お互いのポジションに固定されていくことは、

助けようとしても、本当の意味では助けられない構造といえます。

愛や善意が出発だとしても

平等からは程遠い関係性に向かっていく、そんな涙の構造です。

この根本的な原因は人間の脳。

改めて、人類が自ら創った考えの檻や集団のルールにはまっていくことを実感しました。

これはお互いが無意識にやっていること。

誰がの責任ではなく、共通の原因です。

本当の問題が何なのかを理解することで、

今まで必死に解決を迫られてきた問題たちが、

実は勝手に決めつけた世界であったことがわかります。

その問題の原因を越えたときにあるのは本当のフラットな関係性。

お互いが勝手に立ち上がる問題からも自由になり、

創造的に自らの意志で問題を設定し、

主体的に解決を楽しむことができる生き方へのチェンジ。

本当の問題がわかったときに行ける境地は

誰も責めることのない

本当の安心を土台にしたフラットな関係性。

ここに心を置けたとき、僕が持っている特性も否定するものではなく、

ひとつの世界を構築していくための

重要な材料であることがわかりました。

そのように心の底から思えるのは

『自分の』無意識が問題なのではなく、

本当の問題がわかるから。

そうすると、今まで問題と思ってきたことの根っこがほどけるのです。

その境地に心が置かれたとき、

常に世界にも、自分のなかにも問題を探しつづけ、

これでもかと傷つけてきた自分

いや人類が繰り返してきた動きがよく見えました。

問題の本質をみつめ、目の前の幻から目が覚めたときの安心感と脱力、

そして透明な心で、この現実に対しても向きあう集中が自然に生まれます。

これは一人でも多くの経営者やリーダーのかたに味わっていただきたい感覚です。

味見してみたいですか?

リーダーの認識がチームを変え、メンバーの認識が会社を変え、会社の認識が地域を変える

リーダーの認識が変わること。

これは大きくチームに影響することを実感しています。

イメージを伴った認識の変化はメンバーへも伝播し、

社風となり、地域社会へも伝染していきます。

この取り組みの実践は今も継続しています。

またこうして文章にしてみたいと思います。

そんなチーム作り、パートナーシップ作りをこの時代に生きる人たちと共有したい想いに溢れた今日、このごろ。

そして、このムーブメントは北海道からおこしたいのです!!(もちろん他地域のかたもやりましょう笑)

本日もお読みいただきありがとうございました。

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