人を構造で見ることができるの価値と場で理解することの価値

人を構造で見ることができるの価値と場で理解することの価値

最近、研修を行わせている会社の方から

研修を通しての職員さんの変化や
ご本人の感想を聞く機会がありました。

現在実施している僕たちの研修の一つの特徴として、
ご自身の日常で生まれる考えや感情について

人間を構造的に理解することができるイメージ図
を用いながら観察することを行います。

当然、中にはご自身の感情や考えを観察することに慣れていない方や
自覚することが難しい方もいらっしゃいます。

しかし、場でこういった人間の構造を理解することは
ご本人が観察できる以外にも意義があることを実感する感想を頂きました。

場で人間の構造について理解する価値

ある会社でお受けになっている方の中にも
ご自分のことを観察、自覚することが難しい方がいらっしゃいました。

これまでの数回の研修を通して、
ご本人としてはまだまだご自覚までに
至っていないかもしれませんが、

その職員さんが現在、現場で出会っている課題を通して
同じ研修を受けている方が外から見ることで、

実はその方が危機が来た時に選択する相手との出会い方が
同じ繰り返しをしていることがわかり、

何故その行動を選択するのかの背景も含めて
理解が生まれたという出来事がありました。

それを知った方の中には元々その方に抱いていた印象から、
まったく違う印象で見えたというお話や、

上司の方からはその方の今までのパターンにはない
現場でのクライアントとの向き合い方を提案されたという話をお聞きしました。

このようにご本人の自覚にまでならなくても

周りの方がその方を深く理解できるきっかけにすることができたり、
その現在地に合わせた課題の提案やサポートを行うことができたり、

様々な効果があることを実感しています。

僕たちも提供する側として、どうしてもその方ご自身が
変化して頂けることに焦点を置きやすいのですが、

こういった効果が生まれることを
気づかせて頂けることは本当に学びになりますし、嬉しいことです。

人間を構造的に理解できるメリットというのは
その方の行動や意思決定の仕方、周りとの関係の作り方などの
何故、そうするのかの背景を理解できること
にあります。

これは人間共通の仕組みなので、ご自身の中にもあることを分かることで、
ジャッジよりも理解に行けることに価値があります。
(このプロセスが心理的安全の構築にめっちゃ重要だと感じています)

人が変化するためには個人が変化するだけでなく、
場で理解を深め、共に変化していくという姿勢
大事なのではないかと私たちも共に勉強させて頂いています。

本日もお読みいただきありがとうございました。

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