熱さを忘れた大人たちへ 人生に熱くなれない理由とは?

熱さを忘れた大人たちへ 人生に熱くなれない理由とは?

目次

「最近、停滞しているんです。」

「堀江さん、今暇ですか?」

その連絡があったのは

午後22:40

その方からは久しぶりの連絡でした。

「お時間あったらお会いできませんか?腹が減ったのでご飯を食べられるところで!」

いろいろと突っ込みどころが満載ですが、

約4か月ぶりぐらいの出会いに心踊らせながら

出会いにいきました。

時間は23:30

場所はガスト。

我ながらフットワークに関心。

「最近、停滞しているんです。」

そんな言葉から始まった彼との会話。

『ほう、人生に熱くなるものはありますか?燃えています?』

そう返す私。

「確かに現状は悪くないんです。だけど、、、」

そう話す彼は、

ある職場で責任があるポジションにもつき、

現場でも結果を出し、

家族も、マイホームももち

一見、十分な生活をしています。

しかし、彼の姿は出口のない迷路のなかにいるようでした。

エネルギーの抜け出る道がない。

そんな感覚です。


<熱くなるために必要なこと>

会話をするなかで、質問がありました。

「堀江さん、熱くなるためには何が必要なんですか?」

皆さんでしらこの問にどのようにこたえますか?

わたしが答えたのはこんな感じ。

『熱くなるためには

ポイントがあります。

それは問題意識を明確にすることです。

これを解決しなくてはやばい

そんな明確な問題意識があることで、

そこに向かって熱くなることができます。

つまり、

1つの明確な問題を選択する

ということです。

一点集中が熱を産み出します。

あなたのなかで何を解決する人なのか、それが明確になっていますか?』

こんな風にお返ししました。

しかし、実はこれは少しいじわるな答えです。

理論的にはこの通りなのですが、

普通にこれを達成するには難しさが生じます。

何故、人が熱くなれないのか?

この1個の問題意識を選択できないことが人間の現状です。

一点集中ができない = 熱くなれない『患者状態』

患者という言葉があります。

『患』

という漢字には

中心が二つあるんですよね。

なので、中心軸が定まらず

患ってしまいます。

人生にもあっちいたりこっちいったりしていれば落ち着きませんし

組織も中心軸が沢山あれば方向性を見失います。

これ、大事なものが沢山出てくると患者状態になりやすいんです。

家族のこと

自分のこと

職場のこと

親のこと

お金のこと

何を中心軸に置くのか?

それによって変化してしまいます。

これ、皆さんが何を中心にするのかをイメージしたときにどんな想いが出ますか?

全部がwin-winになる、というよりは

どこか我慢をしたり、

折り合いをつけなければならないイメージが来る人もいるのではないでしょうか?

この感覚は人によって変わります。

前回の記事にあげたように人はそれぞれのVR(仮想現実)のヘッドセットをかぶり、

それぞれのゲームを立ち上げています。

ゲームのルールは経験を土台にする仕組みを用いながら、

そのひとの経験の範囲がデータベースになります。

そのため

何を大事にしようとするのか、

どのように大事にしようとするのかのルールも、人それぞれ違うのです。

あなたに設定されているVR(仮想現実)のルールが熱くなれない理由を産み出す

会話をしていくと彼がどんなゲームたちあげているのかが、

よくわかってきます。

その人のゲームのルールには

自分を立てると相手が立たず。

相手を立てればこちらが我慢する

そんなイメージがあることが見えてきました。

既にセッションを行っていたので、

30分ほどのやりとりで済みました。

すると、人との関係性のなかで、

相手に対して恩や感謝を返す動きを選択しやすい彼がいることがわかりました。

自分は恩を返せていない、感謝をまだまだ返せていない。

そんな原動力が彼を突き動かしている。

沢山の勉強会に参加したり、

様々なチャレンジをしてきた彼ですが、

その言葉の奥には

罪悪感の心。足りない自分である。

自然的なものに対して無力さを感じる彼の姿がありました。

彼の人生の選択のなかで蓄積してきたが見えるようでした。

熱くなれない背景には彼の涙があった

彼にとって、自分のなかのものを出すことは

相手に迷惑をかけ、

大事なものを守れなくなってしまう怖さがありました。

人生を共に創る仲間として、

彼の涙を理解ができたことは私にとってもすごく嬉しかった。

しかし、この大事にしたい想いが

彼に1つを選ばせないようにもしているわけです。

恩や感謝を返せていないような、

周りの期待に背くような熱をもったチャレンジは

非常にしにくい無意識の構造なのです。

若いときのように自分の現場だけに向き合っていればよかったものも

夫になったり、

父になったり、

管理者になったり、

親のこと、

役割が増えれば増えるほど

中心軸を分けなくてはならなくなるわけです。


<熱さを取り戻すためにどうすればいいのか>

彼の話を一通り整理をし、

現状が明確になりました。

ここからが重要です。

この状態からどのような変化をすればよいのでしょうか?

それは『変化の仕組みを理解すること』です。

変化の仕組みを心の奥ふかくから理解をしたときに

みえている景色をそのままに、

自分が認識する宇宙(世界)と認識する自分自身が実在しない

ということが認識できるようになります。

そうなったときに観念の世界は崩壊し、

をとどめていた枠がすべて取り払われます。

※見えている景色はそのままにがポイント。

常識(大前提)が変化することが、心の自由を産み出す

今、科学の世界でもこの宇宙が仮想現実である

そんな話を目にすることが多くなりました。

バンク・オブ・アメリカが顧客向けレポートに記した注記 : 「私たちがコンピュータ・シミュレーションによるマトリックス=仮想現実空間の中に生きている確率は20%から50%」

何故、こんな話が必要になるのか?

ちょっと大きな話にもなりますが、

彼の無意識の構造には

自分の中に大事なものが沢山ありました。

この大前提を掘り下げていくと、

そこには存在があるという大前提があるわけですね。

この大前提が変化すること、

つまり存在は実在しないということが腑に落ちたとき、

手放せない問題だと思っていたことが、

根っこからほどけていきます。

有るのが当たり前と思っていた認識がリセットされ

この現実画面が実在しない観点から世界を見渡せたとき、

どこにもとらわれない心で全体を見通し、意思を決定することができるようになります。

認識をリセットする効果・効能

認識のリセット=実在していると思い込んでいる宇宙・自己をZERO化すること

これを経験すると

心がめちゃくちゃスッキリ軽くなります。

自分を止めるもの、守っていたものが無くなり、

すべてをフラットに見ることができる観点を得ることができます。

今回の熱いものを得たいというニーズに対しては

1つの問題意識に一点集中ができるようになります。

だけど、これも創って壊すことが自由になれるから、

安心して熱くなることができるんです。

一人、熱くなっても孤立するんじゃないか?

そんな経験をしたことがある人もいるかも知れません。

それも、大丈夫。

何故ならその熱さも手放せるから。

自分の中にある熱さを道具にして

目の前の人とつながることができるようになります。

本日もお読みいただきありがとうございました。

普段僕がセッションをするときには

お話を伺いながら、

関係性の循環の滞るポイントを浮き彫りにします。

自分では意識のできない固定点。

これだけでもすごいパワーがあり、自らが認識できるだけでもすごく楽になります。

ですが、すべての根っこにある存在認識をリセットすることはパワーが違います。

認識をリセットするということに興味があるかたはお問い合わせください。

本日もお読みいただきありがとうございました。

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