問題を察知するための立場チェンジ能力

問題を察知するための立場チェンジ能力

現場における危機察知能力というのはとても重要で
以前ある打ち合わせでも職員の危機察知能力について話題に上がることがありました。

【危機】を敏感に察知し、早い段階で相談などができるタイプだと
問題が深刻化せずに早めに対処できますが、

これができない場合には問題がビックリするぐらい大きくなってから
表面化し、後処理に追われるということが少なくありません。

この危機の全体共有の構造は
本人が危機を感じる力と自分の管理者となる上ポジションに報告・相談できる力の
2点があると感じています。

今回は人間関係における【危機】を感じる力について書いてみます。
まず人間関係における危機とはどういう状態かを定義すると

こちらが伝えたい内容や実施した内容が相手の期待することと違い、
対象者が問題を感じたときが危機と定義できます。

相手がどのように感じているかを察知できるかどうかは
早めの対応などを検討したり、
相手の癖もわかって表現を変え、こちらの伝えたいことを伝えたりと
柔軟な対応を可能にします。

この力の本質は立場チェンジ能力
相手の立場に立てる力を持てることが重要になります。

相手の立場に立って相手がどのように感じるかを理解し
それによって自らの表現を変えたり、対策を上司に相談して構築したりする。

このように対人における危機察知能力の重要な要素は
立場チェンジ能力ではないかと感じています。

その第一歩は自分と相手は違うということの理解。
誰一人として自分と同じ世界を見ている人はいないことを
とことん理解することです。

そこから相手が何を見ているのかを感じようとする
ファーストステップが始まります。

本日もお読み頂きありがとうございました。

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