問題意識を起点にした共通土台の作り方

問題意識を起点にした共通土台の作り方

組織において共通土台(共通認識)を作るということは
通常、何かのイメージを足すとか作ることで構築しようとすると思います。

ですが、ここで問題になってくるのが
何を共通土台の落としどころにするのかということ。

どこにフォーカスして解析するかで
内容物は変わります。

構成員がそれぞれのイメージでミッション・ビジョン・バリューを定義した場合も
その解析の力点の置く場所の違いから
摩擦や衝突が生まれてしまうということもあるかもしれません。

なので重要なことは
問題意識に共通土台の起点を持つことが何よりも大事です。

そして、その中でもまず第一に取り組むべき問題とは
誰一人として同じ世界を見ていない】ということです。


問題意識のフォーカスの焦点を持つことは
何かを積み上げようとするイメージではなく、

今の現在地からバックして観察するような
そんなイメージを与えます。

実は私たちがずれたり誤解したり
問題を起こしてしまうのは
この本質的な問題から逃れられない現在地にあるからだ。

これを個々の構成員が自覚していったときに
相手に自分の解析からくる期待を持ってコミュニケーションすることがなくなり、
失望からくる感情に飲まれることが少なくなります。
(この段階では感情がまだ自然に条件で動いてしまう段階です)

自分が期待するイメージのように相手を思わせたいのなら
自らの設計図で相手と疎通し続ける姿勢が重要です。

現実への自らの主体性・覚悟が備わっていくことが。
正しく問題を認識する効果でもあります。

本日もお読み頂きありがとうございました。

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