心理的安全性のある関係性とは?【マネジメント】【組織づくり】
5年前ぐらいの研究になりますが、
グーグルが自社のプロジェクトに対して
研究した最もパフォーマンスの優れたチームの要素とは何か?
ということを研究しました。
元も重要な要素となるのが心理的安全性ということで
書籍や様々なところでもテーマになった内容だと思います。
では、心理的安全性のある関係性とは
具体的にはどんな状態でしょうか?
ある意味で、関係性へのアプローチの重要さは
ダニエルキムの組織学習研究における
組織の成功循環モデルでも提示されているように
注目しているリーダーの方も多いと思います。
しかしいざ実際にアプローチしようとしても
関係性とは目で見えないがために
何を理想とするのか定義することが難しいです。
私たちはこの心理的安全性のある関係性を
シンプルなイメージ図で表現し、
その関係性を構築するための
技術をご提供しています。
そのイメージの参考になるのがこちら。
プレゼンテーションではもう少しシンプルなイメージ図で
表現しますが
例えばAさんのコップにはおいしいこだわりのブラックコーヒーがあり、
Bさんのコップにはフレッシュなオレンジジュースが入っています。
BさんがAさんにこのオレンジジュース、とってもおいしいから飲んでみて!
とAさんのコップにオレンジジュースを注ぎます。
この時、Aさんはオレンジジュースをそのまま味わえるかというと、
味わえないわけですね。
これはコミュニケーションでも起こることで、
人の話を聞くときもコーヒーの観点で聞くから
コーヒーの味になってしまうということはよくあります。
現場が経営側の話を聞くときや
営業と事務、男と女、
別に性別などが違わなくても同じことが起こるのです。
基本的に私たちは過去の経験が違うので、
一人一人のコップに入っているイメージはバラバラ。
なので、常に誤解が起こる前提の中にいるのです。
これに対して、理想のコミュニケーション、理想の関係性とは
相手の話を聞くときには自分のコップの中身を空っぽ、
すなわちゼロにしてすべてを受け止めること。
そして、相手にアウトプットするときは
自分のすべてを惜しげもなく∞プレゼントすること。
このインプットと、アウトプットの循環が生まれることが
組織のなかの心理的安全性の基本単位です。
しかし、このゼロベースになるということが
言葉では簡単ですが、
実際にやろうとすると難しいんですよね。
このお話についてはこの動画でも語られています。
組織のおける共通土台を考えている方にはとても
参考になると思いますので、ぜひご覧ください。
ミッションリンクでは
企業における共通土台、共通認識を構築していくお手伝いをしています。
認識技術、nTechを企業の組織づくりに取り入れたいとお考えの方は
是非、ご相談くださいね。
本日もお読み頂きありがとうございました。
perspective496@gmail.com
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