本当に解決をしないといけない問題とは?スッキリしたいという罠

本当に解決をしないといけない問題とは?スッキリしたいという罠

スッキリしたい?

先日、とあるサポートメンバーとの対話のなかで

とにかくスッキリしたいともがく方がいらっしゃいました。

日常での職場の人間関係や

クライアントさんとの関係のなかで

ミスをしてしまうとか

そんな感覚に恐れが出てしまうという話がありました。

そうすると夜が眠れなくなってしまうぐらい考えが収まらないこともあるということでした。

そのかたは20代半ばぐらいの方でしたが、

このことをそういった子達を雇う側の経営者のかたはどのように考えるでしょうか?

その子のメンタルが弱いから?

才能がないから?

自分の指導や職場環境が悪いから?

今の若者は繊細な子達が多く、

敏感に大量の情報と出会い、

沢山のものを感じているということを理解することは重要であると考えています。

メンタルが弱いからではなく

エネルギーのベクトルが自己否定に向いてしまっているだけであり、

その方向性を”ご本人”が理解し、

そのエネルギーの方向性を産み出しているメカニズムを認識できることで

逆にその繊細さを誰にも真似の出来ない才能としてフルに活用しきることが可能になります。

これは人間共通に持っている

「人間の頭のなかに考えが発生するメカニズムとはどういうものなのか?」

ということともつながります。

人間の考えの発生メカニズムをわかること=悩みの根本的な構造を理解すること

人間の考えの発生メカニズムを理解することは

そのまま人間の悩みの根本的な構造を理解することと同じです。

冒頭の若者は自らの悩みをスッキリさせたくて、

もがいている状態です。

スッキリしようとすればするほど

問題を解決しようとすればするほど

返って問題は次から次へ襲ってくる構造になっており、

一時的に条件の変化で問題を解決、または回避できたとしても

条件が変化することでまた同じような苦しい感覚にはまってしまうのです。

その状態を若者にお伝えするために

例え話で表現をしてみました。

果たしてこの例えは皆さんに伝わるのか?笑


今、苦しい環境があり、あなたがそのなかでもがいていることは

閉めきった密室で水攻めにあっている状態ということができます。

水は解決しないといけない問題の例えであり、

問題に溺れれば呼吸ができずに苦しい状態になってしまいます。

だんだん部屋に水が溢れ、

天井近くまで水が近くなったとき、

あなたは顔を水面に出そうと必死にもがくのですが、

これが今の変化の状態です。

苦しいと感じている悩みがどこから来ているのかも

メカニズムもわからず、

ただ苦しい状態から外に出ようともがく。

水、つまり今目の前に来ている問題を解消しようとしていますが、

延々と水は供給され続きますし、

この苦しい状態をどうするのか?にしか自らの考えが及ばなくなってくるのです。

目の前に来ている問題にばかり追われてしまう状態。

しかし、実は水底を見れば

そこにはお風呂の栓があり、

それを抜けばすべての水(問題)は外に出て問題を一掃することができるのです。

その栓を明確に認識するためには

例え苦しかったとしても水の中に潜り、

問題の本質が何であるかを見つめる勇気が必要です。

本物の問題というものは多様な問題をとかしこむことができる本質的な問題です。

この問題を解消したとき、

問題が一掃され、

環境や条件の変化で生まれるスッキリではなく、

どんな条件や状況でも揺るがない本当のスッキリ感を作ることが可能です。


このお風呂の栓が

人間の考えの発生するメカニズムであり、

悩みの発生する構造そのものです。

今この瞬間に本当に解決するべき問題とは何なのか?

質問を持つことがとても大事です。

その問題の根本は脳の機能にあります。

その詳しいところは是非、お会いしてお話しするか、

メッセージにてお問い合わせくださいね。

本日もお読みいただきありがとうございました。

セッションメニュー 問い合わせフォーム

tell:080-1301-6374

mail:perspective496@gmail.com

—–Mission-Link—–