人工知能時代に求められる組織作りのヒントとは? 千歳市倫理法人会モーニングセミナー報告 その2

人工知能時代に求められる組織作りのヒントとは? 千歳市倫理法人会モーニングセミナー報告 その2

目次

千歳市倫理法人会で講話をしてきました!その2

前回記事のつづき

11/7(水)千歳市倫理法人会で講話をしてきました!

前回の記事では

今の時代はVUCA時代と呼ばれるぐらい『変化』の時代だよ!

変化の時代にどんな性質が求められるの?

それは『安全』だよ!

では具体的に何を変化させたらいいの?

『自分』というイメージを変化させていく必要があるんだ。

つまり『自己超越』という方向に向かっているよ。

こんなお話でした。

今回は講演の後半について書いてみたいと思います。

自分というイメージがどのように作られているのか?

自分に対しての無意識の決めつけ

これは、過去の経験や体験に伴った記憶のイメージに固定されています。

ここはなんとなくわかっている方もいるかも知れませんが。

これを産み出す原因とはなんでしょうか?

実は『脳』に原因があるということ。

自と他という空間および存在のイメージ、過去や未来という時間のイメージ、

これは『脳』の機能によって作られるのです。

⬆脳の機能を説明する道具

私たちが変化が難しい理由。

経験のイメージに固定されるということ。

実は私たちの見ている世界はありのままを見ている訳ではなく

脳が編集した結果を見ているのです。

これが日常にどのように影響するのかというと

個人のレベルでみれば

静的な自分に対するイメージだけではなく、

ある条件が来るとこんな変化(考えや感情・言葉や行動の発現)をしたくなるという、

特定の条件(剣)がくると考えや感情(黒ひげ)が飛びだす

無意識に選択する変化のパターンそのものに固定が生まれるので、

変化の動き自体が、同じパターンの繰り返しの範囲だったりする訳です。

次に関係性や組織の観点からみれば、

このようにそれぞれの脳のフィルターを通過して異なる映像をみているということは、

実は同じ空間にいても、同じ空間にはいないのです。

人生の経験で作られた単語一個一個の出発点が違うということは

お互いの話す言葉の背景まで汲み取れるような

全体性を洞察できる観点をもてればコミュニケーションは円滑にいきますが、

脳の構造上、お互いに部分的に情報をキャッチしてしまい、

思い込みによる喧嘩になってしまうということもあるわけです。

データベースの違いのずれ ミッションリンクの具体的事例

ミッションリンク 打ち合わせの一風景

左:赤尾 右:堀江

赤尾さんのブログ『循環から全ての物事は始まる

ミッションリンクではセミナーの打ち合わせやオメガなど

前後でお互いのイメージを均一にして挑むようにしています。

お互いのキャラが違うので全力で出しあってよりよいものを創っていくということを大事にしています。

そんななかで僕らのよくあるコミュニケーションの事例をご紹介致します。

例えば二人で共通の目標について話しているときにそれは起こります。

最近の研修ですとスピーカーで前にたつのは僕の場合が多いので

講演をどのようにしたいのかのお互いのイメージの確認や、

目的に対して新しいイメージの補足を行います。

が、このプロセスでいろいろとことが起こるわけです。

赤尾さんのデータベースは兄弟構成で言うと二人姉妹の妹。

『できない』ことが当たり前で人の力も借りる前提があるのでチームプレーが当たり前な背景で育ってきました。

なので、できていないこともどのようにチームプレーで越えていくのかという考え方をもっています。

新しいイメージをいれるためには

今までの状態を明確にしないと難しいですから

割りとはっきりと僕がどんなイメージでやっているのかについて、

無意識にやっていることにも明確にするために

非常に愛のあるつっこみをしてくれます。

このプロセスの過程でぼくは自分が余計にみえる分、『できていない』と感じやすいのですが笑

そうなると僕のデータベースの条件反射が発動し始めるのです。

赤尾さんから愛ある指摘を受けた僕はどんな背景でこれをやったとか

言い訳のような過去の話を沢山します。

それが生まれるのも僕が男三人兄弟の長男で、

『できている』ことが当たり前のデータベースに生きていたから。

彼女からすると「目的」、すなわち未来の話をしたいのに

僕は必死に過去の話、自分の話をする。

さらにそんなことも指摘されれば

さらに罪悪感が募って、

必死に背景を伝えようとするのですから非常にたちが悪いです笑

僕も自分を守るために必死なのです。

一方は未来を話し、一方は過去を話す。

ギャグな状態です。

ひどかったときには破綻寸前まで喧嘩っぽくなるときもありまたが、

お互いにパターンであることもわかって、

その部分にとどまらずに外に心を置くことができるようになりました。

僕も最初はわかっていても反応してしまう、

あまりに自分のパターンがこびりつきすぎていて

これが剥がれるのか?と

自分の現在地に涙することも沢山ありましたが、

今では大分つかめるようになっています。

すると、否定の観点も上手に消化できる

かなりディスカッションが楽にやれるようになりました。

お相手の単語に条件反射しないでお相手がどんなイメージや背景で話すのかがわかったことは、

僕の人生にとって非常に大きかったです。

かなり自分が何かをやるのが当たり前すぎる世界観にいたことが発覚しました。

お陰で大分、力を抜いて生きることができるようになりました。

違いをわかって日常に意識すること

このようなお互いの違いがわかったうえで何を意識したらよいでしょうか?

僕たちは『nTech』という技術を活用し、

自分達の脳で条件反射してしまう認識パターンの

原因と過程と結果の認識プロセスを洞察することを習慣化しています。

そのため、自分もお相手も持っている条件反射のパターンにたいする洞察ができるため、

単語一個の表現に惑わされず、非常にやりとりしやすくなっています。

『自分』というパターンの外に出る。すなわち『自己超越』の世界。

ここから先の世界を個人の人生や

企業作りにご活用してみたいかたは是非、お問い合わせください。

20年後、30年後、変化し続けられるそんな体質を創っていくための道具です。

さて、そこまで行かなくても私たちが日常でできることは何でしょうか?

それはお相手の判断の背景に質問するということ。

相手の判断と自分の判断の違いを確認し、

背景の違いを確認する。

自分の世界にとどまるだけでは相手の世界に興味をもって質問することは難しいです。

当然は当然ではなく

自分の背景があって自分の考えや感情、言葉や行動が生まれます。

実は違いを理解することは自分の人生の範囲を理解することにもつながるのです。

倫理法人会の教えでもこのような自己の観察を習慣にする教えは沢山あります。

お相手への確認を通して自己を理解するということ。

非常に大事だと感じています。

ご縁をいただきました千歳市倫理法人会様、講話を聞いてくださった皆様、ありがとうございました。

本日もお読みいただきありがとうございました。

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