自分の感覚でしゃべると相手を傷つけてしまう
目次
自分の感覚で迂闊にしゃべれない
今日はコミュニティの関係性がテーマ。
主婦の方を題材としていますが、経営者の方やチームを持つリーダーとなる方に読んでほしい内容です。
とある主婦の方と会話をしていたときの話です。
ママ友との会話の中で気を使って疲れる、そんな話をしていました。
自分の感覚でぽっと出た一言が相手を傷つけてしまう。
その人は相手の様子も感じてしまうそうで、
相手も反応しているのがわかるから、迂闊なことは言えない。
そんな感覚になってくると話していました。
お互いにそんな雰囲気があるから、
みんなニコニコ笑ってはいるけど、
牽制しあうように浅い会話しかしない。
そんな話をしていました。
これ、ママ友だけじゃないですよね。
職場、学校、勉強会、友人、、
そんな関係性に若干疲れる、そんな悩みもある人もいると思いますし、
自分が好き勝手にしゃべるとその一言がぐさりと相手に刺さる。
そんな経験をして、なんかしゃべるときに気を使ってしまう、
そんな悩みをもっている人もいるかもしれません。
安心の場になれないことに問題意識をもってみる
これ、よくよく思うと不思議なんですよね。
みんな口を開けば仲良くもしたいと思うし、
ギスギスした関係も嫌だと思うのです。
だけど、蓋を開けてみたら、お互いに牽制しあう関係性になる。
仲良く見える関係性のグループでも、
大人になるとだいたい力関係みたいなものが働いていて、
それらが調和するように動いているものです。
パワーバランスを崩すようなことを犯すと途端に仲間から外される。
そんな経験をしたことがある人もいるかもしれません。
人間はそんなもんだよ、と。我慢を前提にコミュニケーションをしあう関係性に終始することもできます。
が、これが安心の場にならないことが、どれだけの生産性の低下と無駄なストレス、労力を生み出しているのかを考えてみて欲しいのです。
実はすごい深い問題が隠れています。
戦争がなくならない原因。
私たちの中に戦争の種が潜んでいるのです。
安心の場になれない理由とは?原因は私たちの「足元」にあった。
では、安心して話せない関係性に止まってしまうのはなぜでしょうか?
この原因がなんなのか、
それは私たちの「足元」にありました。
勝手に動く不安定な土台の上に立っていることが影響をしています。
しかもそれぞれが勝手に動く土台。
そんなこと言ったって地面は安定しているじゃないか?
そう思う方もいるかもしれません。
でも、これは事実。
かなりギャグな状態にあるのです。
足元が勝手に動いていた。共通の土台が持てない原因とは?
足元が動いている。
それはどんな理由からでしょうか?
これは私たちが認識するプロセスから生まれているのです。
私たちは世界を認識するときに「判断」をしています。
これは何?名前をつけたり、意味をつけたり、
これは良い、これは悪い。すべての物事を認識した瞬間、判断が生まれています。
秤が右に倒れればよし。左に倒れれば悪い。
情報との出会いはオートで判断を生みます。
皆さんもこんな経験をしたことがあるかと思います。
すごく人当たりもよくて、素敵な人だと思っていた人。
その相手が急に話した一言が、誰かを傷つけるような一言を言ったとき、
さっきまでいい人だと思っていたのに、
こんな人だったんだ、とショックを受ける。
・・・・・・・・
これ、実は相手が変わったように見えて、あなたの中の基準によって、
相手が変わったように見えるんです。
つまり、自分が認識する土台が動いているということ。
部分と全体という観点から見れば、よく見えていたその人も、悪く見えてしまったその人も、
その人の部分であることは間違いありません。
私たちが見ているのは部分?全体?
部分を判断して条件反射をしてしまう構造を持っているのです。
そして、この「部分」の判断の仕方も個人個人のルールがある。
それぞれの経験の中で秤の仕方が変わってくるわけです。
このようにそれぞれが勝手に動く土台の上にいるのが私たち。
そしてそのなかで関係性を作らなくてはいけなかったことが問題だったのです。
つまり、共通の土台の作り方に限界がありました。
共通の土台の作り方に盲点があったわたしたち
コミュニティを作るためには共通の土台を持つことが必要です。
地域や家族。暗黙のうちに共通の土台をもてている確信があるから、
お互いに「信用」と「信頼」を生み出します。
その信用と信頼を大前提に協力関係を作ることができるのです。
しかし、この信用の生み出し方が、今までは単純でした
同じ時空間を共有することで共通の土台をつくっていました。
同じ空間にすみ、同じ時間をすごすことで家族として認識される。
これは石器時代から続く、自然や動物に対抗するためにつくった人間の共通の土台の作り方でした。
共通の敵に対して対抗するためには団結がしやすい、戦争を準備する構造になっています。
そのため、団結をするためには敵を必要とする構造になるのです。
職場でも悪口をいう相手だったりとか、足りないことを指摘する相手だったりとか、
敵を作って共感することで団結をつくる。
よーく見受けます。
会社も、学校も、地域も、企業も、その論理で成り立っています。
私たちの関係性は、お互いの条件変化に伴う不安と不信を土台にした前提の上になりたっていたのです。
なので、お互いの条件が変化したときに関係性は破綻するようになっています。
ひどくなれば、家族であっても殺人なんかも起きたりするようになっています。
共通の土台の作り方に変化が必要な時代に来ている
これからの時代は人工知能が急速なスピードで発達していく社会です。
様々な能力で人間を追い越していきます。
仕事が奪われる!なんてそんな話をしなくても
人工知能が様々な意思決定を代行していく時代にこれから突入します。
人工知能に最適化された意思決定、そこに従うだけの人間でとどまるのはちょっとカッコ悪いですよね。
コミュニティの進化のためにも安心と信頼を土台にしたもっと生産性が高く、クリエイティブな関係性になったら素敵だと思いませんか?
お互いの土台の盲点。
今までのそれぞれの土台の状態を言葉にするならば、
動くのに動かない土台です。
勝手に条件反射して動くのにお互いのイメージに固定されている状態。
なんだか不自由な状態です。
では、これからの時代に求められる土台とは
動かないけど動かせる土台。
何が起こっても動じない。でも自ら動くことができる。そんなイメージです。
その変化は愛の本質がわかることにもつながります。
新しい共通の土台の作り方を可能にする認識のリセット
共通の土台の作り方
まず、自らの土台を変化させることで、
環境の変化に動じない心を手に入れることができます。
するとストレスの感じ方は非常に変わります。
そのために必要なことは認識をリセットすること。
コミュニティ作りにおいてあなた自身が変化をすることは非常に大きな恩恵を与えます。
自らの変化は環境にも変化を与えます。
認識のリセットのイメージは内容物から自由になった「ゼロ」を活用できる状態。
お互いがこの境地になったとき、
違いを我慢するチームプレーから、
違いを融合できるチームプレーに変化します。
企業や組織、ママ友の「場」を変えたい人へ
こんな共通の土台の作り方から変化をつくる新しい場作り。
人工知能ともチームプレーができる人間へのバージョンアップ。
一緒に考えてみたい方はいませんか?
これはまったく新しい試み。
ちょっと変わった考え方ですので最初は面をくらうかもしれません。
話を聞いてみたいという方は是非、ご連絡ください。
本日もお読みいただきありがとうございました。
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