相手の可能性を発揮させるサポート

相手の可能性を発揮させるサポート

今日は友人から書籍出版における文章の校正についての相談がありました。

こうしてブログもひっそり書いていますが

僕の文章のファンでもあると言ってくれたので相談したとのことw

今日は比較的スケジュールに余裕もあったので

気持ちよく了承し打ち合わせ。

今の世の中便利なのはGoogle系のアプリケーションは

オンラインで作業画面を共有しながらできることですね。

目次

人生はじめての書籍の添削・校正のお手伝い

一足先に書籍の一部を読ませていただき困っているポイントを確認。

どうやら現在の文章よりも大幅の文章量のカットが出版元から依頼されていたようで

どう切り詰めたらよいかわからないというものでした。


確かに、本人からするとどれも必要と思って書いてたりするし

なかなかどのポイントを調整したらよいかとかわかりにくくなっていきますよね。

とりあえず、端的にこの章では何を書きたいのかを確認。

それをご本人に整理してもらっている間に

僕のほうでも削れそうなポイントや

それぞれの節がどういうことを書いてあるかの要点を整理してみます。

添削・校正作業を通しての気づき

こういった書籍の内容の添削・校正作業というのは

はじめての経験ではありましたが気づくことも沢山ありました。

まず、こちらがここ削っていいかな~と思ってチェックしたポイントは

相手がその章や節を通して何を伝えたいかをわかってからじゃないと適切な選択はできないということ。

すんごい当たり前ですが相手の本なのでこっちから一方的な改変はできませんw

僕がここ整理していいかな~と思ってたポイントが実はその方が伝えたいポイントだったりもして、

相手に確認をしないとわからないよなと痛感しました。

そして、もうひとつの大きな気づきは

相手の中にある可能性をいかに発揮させるサポートをするかが大事であるということです。


今回、一通りの内容を僕のほうで読み

内容の要点が整理ができたので、

章の全体の構成を5段階の構造に整理しなおしました。

それぞれの段階の内容のイメージをシンプルにまとめて

簡単なアイディアの地図を作ったようなイメージです。

この全体のシンプルな地図を提示したあとに

お相手から「大分スッキリしました!これなら書けそう!」と持ち帰られたんですね。

その後、3、4時間後には「できました~~!」と先方から出来上がった文章が送られてきました。

通常、こういうシチュエーションの時って

僕は相手に対して何とかしてあげようとやり過ぎてしまう傾向が強く

最初は僕のほうでこの地図に沿って文章を貼り付けなおそうかなと思っていたのですが

お相手の方が積極的な方であったこともあり(書籍を書くような方だから当然かw)

見事に内容も当初の半分近くに圧縮され

それでいて文章も読みやすく整理されなおしていました。

考えのマイルストーンとなる地図を持てる価値と相手の可能性を信頼すること


考えやアイディアを整理する地図を持てるというのは

その方が自ら考えるためのマイルストーンのようにもなっていきますし

お互いのイメージ共有にも便利です。

また、お相手自ら考えることができると確信することは

相手の可能性を信頼することにもつながるんだなと確認することができました。

もちろん、それでも難しい時には

そのうえで必要なサポートを選択すればよいわけです。

今回の一連の関りを通して、僕としてはお相手を信頼することの価値や

お相手の中から何かが生まれるお手伝いをすることもできるんだと

少し新しい切り口で人と関われたことに感動させていただくことができました。

書籍の発刊はもう少し先になるかもですが

その方の本が多くの方に届くことを祈っています。

本日も御読み頂きありがとうございました。

perspective496@gmail.com