未来を創るための歴史解析~ケニアの国連大使のスピーチを聞いて感じたこと~
- 2022.03.02
- 徒然
ここ最近はYouTubeがウクライナ&ロシア一色になっていますね。
個人的にロシア批判の観点のニュースも多いですが
面白かった映像でテレビ東京Bizのチャンネルさんの動画です。
ロシア目線で今回の侵攻の背景を語る動画も非常に勉強になったのですが
アフリカのケニアの国連大使のスピーチについて解説した動画も心に残りました。
動画1分50秒ぐらいから5分30秒ぐらいまでの大使のお話を見て皆さんはどのように感じたでしょうか?
動画の後半の豊島キャスターのお話でもケニアの現状にはいろいろあるようではありますが
僕がとても印象的だったのは
過去の自分たちの歩んできた歴史を自虐的な解析に終始するのではなく
自分たちを被害者のままにするのではなく
歴史を積極的に受け入れ、未来を創る意志を明確に示されている様子でした。
私たちの日本人も過去の歴史に対して自虐的な歴史観をもっていたり
同チャンネルのロシアの論理を開設する動画でも
ロシアという国にも西側諸国に対する深い被害者意識があることが語られていました。
歴史というのは決してきれいなものばかりでないと思いますし
簡単なもではないと思います。
アフリカのたどってきた歴史を観れば
それこそ欧米諸国に勝手に境界線を引かれ
自分たちの意志とは関係なく
様々な争いや搾取の中に置かれた経験もされてきたはずです。
だけど、その事実に負けず
その引かれた境界線を引き継ぎ
宗教や民族の同一性に執着せずに
経済や政治、民主的な態度により未来を創っていこうとお話をされていたのは
非常にかっこいいなと感じました。
自分たちのつらかったり愚かだった立場を説明するための歴史なのか
主体的に未来をつくるための歴史なのか
歴史は解釈の結果なので
事実をどのように解釈する権利は
今の私たちにあると僕は考えています。
外交の場面でもお互いの国がアホで愚かな歴史をたどってきた民族として規定し合うよりも
困難や過ちはあったとしても誇りある選択をしてきた民族同士の出会いのように
解釈することは大事ではないでしょうか。
今回のケニアの国連大使の言葉は
非常に主体性を感じましたし
自分たちはこのように未来を創るという哲学を感じました。
政治というのは明確な方向性を示せることがひとつの大事な能力のように思いますね。
皆さんはどんな風に大使のスピーチを聞いて感じましたか?
是非、議論してみたいです。
本日も御読み頂きありがとうございました。
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