ウクライナ侵攻と映画「インターステラー」を通して【人間の再定義】について考える

ウクライナ侵攻と映画「インターステラー」を通して【人間の再定義】について考える

今日はロシアのウクライナへの全面軍事侵攻のニュースもあり
とても切ない気持ちになっていました。

妻とも話しながら
今日はなんだか切ないねと話していたこともあり
気分を変えるためにインターステラーの最後辺りのシーンを視聴。



改めて感動したので
インターステラーのメッセージを整理しながら
今回の事件を癒したいと思います。

※ここからは映画のネタバレになってしまうので
ネタバレが嫌な方はここからは読まないでくださいね!









さて、物語の後半では
いろいろあってブラント博士(女性)を人類が移住できる可能性のある
エドマンズ(ブラント博士の恋人)の発見した星に送るため、

主人公のクーパーが宇宙船ごと本体の宇宙ステーションから分離し、
ブラックホールの中に飲み込まれ、
そのまま4次元立方体の空間の中に落ちていくシーンがあります。

4次元立方体の中では時間も一つの次元として
自由に行き来することができると言います。
その4次元立方体は不思議なことに
クーパーの娘マーフの部屋と接続していました。

この4次元立方体を作った「彼ら」は
自由に時空間を往来できる力がありながら
特定の時空間にアクセスすることができないとクーパーは言います。

だからこそ、自分がここに呼ばれたと話します。
無限の時間軸の娘の部屋と接続し
それを媒介する重力は愛であるとクーパーは語ります。

最初は娘のマーフと一緒にいたいと
「STAY(行くな!)」という暗号を残すクーパーでしたが

このシチュエーションを創ったのが「彼ら」ではなく
「俺たち」そのものであり
そして全てを読み解き未来を変えるのはマーフであると悟り
未来を創っていくためにそれぞれの時間軸に必要な情報を残していく決断をします。

重力を媒介し
NASAの座標位置や
ブラックホール内の量子データを伝達するクーパー。

4次元立方体が閉じられ全てが叶ったことを感じ
今の人類には4次元立方体の力を使えなくても
未来の人類はこの力を使えるはずだろうと
想いを残し身を任せます。

そして、ガルガンチュア付近で地球から脱出してきた宇宙船に発見されるクーパー。

・・・・

インターステラーという映画は
近未来の環境が悪化した地球を描き、
そこから脱出する道として

何か高次の存在が
土星周辺にワームホールを創った(と解釈する)というところから
話がスタートします。

この高次の何かに導かれるように
ワームホールを通過し
相対性理論の時間の壁を越え、
ブラックホールも通過し、
4次元立方体を通して
全てを創ったのが自分たちであったことを悟り知るクーパー。

それらを媒介し
次元を貫くものが重力の招待であり
愛そのものであると伝えます。

重力は4つの力(電磁力・強核力・弱核力・重力)
のなかで最も弱く
他の力とは比較にならないほど弱いと言われています。

そのため3次元空間に顕現しているのではなく
3次元をつなぎとめる4次元や5次元に作用していると考えられますね。

身体の範囲を人間と定義せず
愛の力によって世界(自分と宇宙すべて)そのものを生み出しうるのが人間だとしたら
どれだけ可能性があり美しい人間像であると言えるでしょうか。


「人間」に対してそのように美しく解釈もできるはずなのに
それぞれの論理や立場はあれど
現代に生きる人が侵略戦争を選択するというのは
非常に悲しく切ないことだと思います。


人間に対する再定義が
今回の機会に世界的に深まることを願わずになりません。

少しでも早い事態の鎮静と
犠牲になる方が少なく済むことを祈ります。

本日も御読み頂きありがとうございました。

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