「NPO法人ココロにハルを様」研修 心理的安全性を育むための共通土台創りご報告
- 2021.12.25
- 徒然
先週の日曜日はNPO法人「ココロにハルを」様にて
『心理的安全性を育むための共通土台創り』をテーマにした
研修として「ほめゲー」をさせていただきました。
こども食堂や様々なイベントなど
多岐に渡る企画・活動を通して地域や企業・個人をつなぎ
展開をされているココハルさん!
この度は以前よりご縁のあった代表の酒谷晃生さんから、
役員間のさらなる深いつながりや相互理解の場として今回の機会をご依頼頂きました。
非常にありがたいことに私たちMission Linkが
こういった企業向けの研修を行わせていただくなかで
偶然にも、社員数が数名の規模から10数名の規模だったり、
歴史のある大企業の労働組合様や、
同じく大企業の役職者・管理職様向け
そして今回のNPO法人であるココハル様というように
多岐に渡るジャンル・規模でのケースを経験させていただいています。
企業はそれぞれの業態や規模によって
社会的な役割や機能というものが大きく変わります。
そこに優劣はないと思っていますし
それぞれの現場での難しさや課題がありますよね。
ただ、今回の研修を通して私たちが感じたことは
NPO法人での組織運営というのは、ある意味でとてもチャレンジのあるものだということです。
人がまとまるというのは言葉以上に簡単なことではありません。
お互いの人生の背景が違うなかで一人一人が単語1つに乗せるイメージも違います。
単語に乗せるイメージが一人一人違うということは
会話を重ねれば分かり合えるのではなく、
会話を重ねるほどずれていく側面もあるということ。
そのような私たちの現在地は
「一分一秒も自分と同じ世界を見ている人はいない」
そのように言い換えることができます。
私たちは協力関係を組むうえで
常に誤解や摩擦、衝突や我慢を伴う構造を持っているのです。
これが一般的な企業活動であれば
ある意味でお金による契約関係で指示に従うことを強制できるわけですが
NPO法人の場合はお金の原理で人がまとまるわけではなく
出発の想いや活動の趣旨、活動内容などに共感し人が集まり協力関係を作ります。
これが良さでもあると同時に
構成員の活動における想いや善意というものが
どうしてもぶつかってしまったり、誤解し合ってしまう側面もあるのではと感じました。
これは関係性においてごまかしが効かないとも言えますね。
だからこそ、成し遂げたい何かがあるのであれば
結果だけにフォーカスするのではなく、
「急がば回れ」で私たちの間に潜む関係性の課題に着目することが
最も大事であると私たちは考えます。
ココハルの皆様とは2時間弱の短い時間ではありましたが
「ほめゲー」を通したゲームパート
コミュニケーションにおける大事なことをお伝えするプレゼンテーションの2部構成でお届けしました。
本当に役員の皆様一人一人が
真摯にゲームやディスカッションに取り組んで頂いたことに
運営一同感動でしたし
そして何より日々の関係性が垣間見えるような
参加者の皆さんの場の雰囲気がとても印象的でした。
最近、大学生と交流するなかでも
若者たちの「働く」ということに対する意識も
大きく変わってきていると感じています。
成果や目標を得るために我慢して働く
という生き方自体がモデルとならず、
価値観も多様化していくなかで
組織がまとまるというのはさらに難しい時代に突入していくと感じています。
ココハル様が普段からされている活動内容だけでなく、
そのプロセスのなかで生じたチーム作りのすべての体験が
きっとこれからの社会にも貢献していくと感じます。
私たちもその一助となれるよう今後も精進しながら
お互いに誇りをもって育んでいきたいと思っています。
ココハルの皆様、代表の酒谷さん、運営スタッフの皆様、本当に感謝!
長文でしたがここまで読んでくださったあなたにも感謝!
本日もお読み頂きありがとうございました。
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