敵とするものの違い。人が団結するためには?

敵とするものの違い。人が団結するためには?

今日はmtgの中で会社社長などの経営陣と
現場の意識の違いについて考える機会がありました。

お話を伺いながら自分が感じたことは
何故、行動するときの意識や判断基準の違いが生まれるのか?
としたときに敵として意識する対象が違うということを感じました。

経営陣は外部組織やもっと大きな外にあるもの、
すなわち会社という船を脅かすものを敵とする視点を持ち、

現場は目の前にいるクライアントとのやり取りや
そこで起きる課題を敵とすることが多いように感じます。

企業が大きくなるほど、この乖離は大きくなると考えられ、
一体感のある運営のためには

この敵とする意識の格差の違いを理解し
歩み寄る必要があると感じています。

人は一人一人が判断基準が違います。
そのため、まとまることは簡単ではなく、

味方をつくることではなく、
敵を共有することで団結が起きやすい構造を持っています。

そのため、組織の中ではリーダー不信や
敵をつくって自分の味方をつくろうと動いてしまう人は少なくありません。
(これは組織運営でも常に出会う課題です)

まずはファーストステップとして、
お互いの中にあるものを明らかにすること。

ここが分かるだけでもお互いの背景の違いがあることが理解され、
交流をしようとする第一歩が始まります。

そして、実はこの根本限界を超えていくためには
私たちの現在地を正しく理解することが重要です。

私たちがお互いを分かり合おうとしても、
基本的に私たちは経験の土台が違い、一人一人は違う世界に生きています。

このことは本質的に見たら絶望的なことです。

この現在地に共に絶望できたとき、
実は仮想の敵を共通に設定する以上に深い関係性を築くことができます。
(このような概念の理解による絶望のプロセスを哲学的絶望と言うそうです)

この究極の絶望と、それを越えた究極の希望。
これを『女性性』という解釈で取り扱うイベントも近日、開催されています。

本日、夜に開催されていたYoutube番組「令和哲学カフェ」でも
『女性性』をテーマにして、上記のような内容も取り扱われていました。

ぜひ、組織のことを考える方たちにも触れてみてほしい内容になっています。
(ご興味ある方はガイド致しますのでご相談ください)

本日もお読みいただきありがとうございました。

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平日夜21時~22時半 開催 『令和哲学カフェ』


6月6日 ㈰13:00~16:00
『20周年Together For Peace Power 2021 & 女性性TRUTHERS グランドテーマ 未来への大綱〜To Live Bestな生き方〜』