傾聴の本質 話を聞こうとすると話が聞けない理由

傾聴の本質 話を聞こうとすると話が聞けない理由

目次

話を聞こうとすると話を聞けないって知っていました?

『話を聞こうとすると話が聞けないんです』

『堀江さんは話を聞くのがお上手ですね』

『決めつけてこないので、安心して話せます』

最近ではこんな風に言われることが増えてきました。

傾聴するスキル。

たまーに業種交流会なんかに出たときには

営業の方や管理職の方なんかと出会うこともあるので、

こんな悩みを聞くこともあります。

・話を聞けず、相手の話のポイントがつかめない

・話を聞こうとするとストレスになる

・つい、説教したりアドバイスしたくなる

・一生懸命、返事をするけどポイントがずれていると言われてしまう

・わたしの気持ちを受け取ってもらえていない!!!!!!!と女性から言われる

はい。これ、わたしも同じでした。

特に最後のやつ。

よく言われました。

ギャグです。

知識をひけらかすことがお前の仕事かって言われるぐらい笑笑

そんなわたしがだんだんと冒頭のことを自然に言われるようになってきているのですから、

人間変われるんだなって思います。

さて、タイトルにもある傾聴。

セラピストや医療従事者、

営業でも

夫婦関係でも

様々なシーンで求められる能力です。

話を聞く=傾聴をどんな風にイメージするの?

まず、大前提として傾聴のイメージについて。

傾聴はコミュニケーションの『一部分』であることを理解しないといけません。

コミュニケーションは相互のやり取りですから、

インプットとアウトプットは分けられません。

聴くことに傾きすぎて

聞く人「うん、うん、うん、うn、うん、う」

話す人「で、あなたは私の話を聞いてどう感じてくれたの?」

聞く方だけに倒れてしまったらコミュニケーションになりませんよね。

だから、

コミュニケーションを通して何をお互いに循環させるのか

非常に大事です。

言葉の文字お越しをやるのがコミュニケーションとは言いにくいですよね。

人それぞれ傾聴する、話を聞くといったときにイメージがあります。

話を聞こうとすると聞けなくなってしまう仕組みとは?

話を聞こうとすると話が聞けない仕組みが人間に備わっていることを

皆さんはご存じでしたか?

話を理解しなきゃ

いいこと言わなきゃ

そう思えば思うほど話は聞けなくなって

相手との会話を純粋に楽しめなくなります。

それは何故でしょうか。

図をご覧ください。

右側を話す人

左側を聞く人

としたときに右側の人が何かをアウトプットしています。

そして、左の人は

この人のいっていることは何だろう。

と考えている状態なんですね。

例えば

右の人が語気を強くしゃべっていたら

左の人はなんか自分が怒られているのかな?と考えが浮かびます。

そうすると、いやいや、自分は悪いことしてないぞ、とか、なんか申し訳ないな

とか、勝手に考えが浮かぶんです。

しかし実は右の人の語気が強かったのは今朝、奥さんに怒られたからでした笑

これだと、アウトプットする側がアウトプットしたいものが、

インプット側の中に入っていかないのはイメージできますか?

実は聞く人も頭のなかでしゃべっているのです!!!!

「え、ウソ、わたし話を聞きながら自分が話していたの?」

※画像はこちらから拝借

ですので、

相手の話していることを中に入れられない構造になっているのです。

これは形だけ聞いてるふりをすりゃーいいってもんじゃないんです。

そーいう表面的なテクニックで聞いているかどうかはよくわかるじゃないですか。

もしかすると、そういったことに注意がいかないかたは、

自分がアウトプットすることだけに集中していたり、

自分の単語を部分的に承認されると、

受け止めてもらえた!

と錯覚をしやすかったりします。

まぁ、そんな風にお互いに循環ではなくて、

部分の役割の中に入りやすいのがコミュニケーションの構造なんですね。

実際は、この『話を聞いているときに頭のなかで話をしている』という仕組みを理解することが

本物の傾聴をするために必要です。

しかし、その前に。

まず、

・ご自分の日常でどこまでお話を聞けているのか?

・何を日常のコミュニケーションで循環させようとしているのか

・相手の話を聞きながら自分が何を考えているのか

こちらを日常で確認をしてみてください。

そして、その先のことを聞きたい方はメッセージをくださいね。

本日もお読みいただきありがとうございました。

セッションメニュー 問い合わせフォーム

tel:080-1301-6374

mail:perspective496@gmail.com

—–Mission-Link—–