組織内対立が生まれる根本原因とは?【経営】【マネジメント】【組織】
最近は様々な方のお話を聞く中で、組織が大きくなるほど
組織は1枚岩ではなくなってしまう課題があることを感じています。
例えば、営業と事務とで対立構造があったり、
経営者と現場で対立構造があったりといった感じです。
夫婦で対立構造が生まれるのも同じですねw
よーく考えてみてください。
あなたの体の中の内臓が今日は働きたくないから辞めたいとか
右足が俺はこっちに行きたいからこっちに行くとか
そんなことが起きたら大変ですよね。
人間の細胞の中にあるミトコンドリア。
これって実は太古の昔は細胞の外にあった別の生き物だったそうです。
それが何かのプロセスで今の細胞の中に取り込まれて、
DNAによって一緒になったユニットごと、コピーされているのです。
いやー、不思議。
そしてそんなプロセスでできた
たくさんの細胞が集まって、
1個の生命のように意識が統一されているのも不思議な話です。
私たちが所属する組織というのは
複数の生命体が集まって、
会社だったり、夫婦だったり、
一個の生命体のように集います。
しかし、いつもまとまっていられるわけではなく、
それぞれの立場から自由になれず、
対立構造が生まれてしまったり、
ばらばらになってしまうことが課題として起こるのです。
この課題をクリアするためには
課題の実態を正しく理解することが重要です。
その対立構造を起こす存在が人間的に問題があるわけではありません。
基本的に私たちは誰一人して1分1秒も同じ世界を見ていません。
単語1個のイメージも違います。
実はこれって一人一人は絶対的な孤独の中にあり絶望的な課題。
そのため、私たちは人間関係において、
わかってもらえる安心感よりは
ずれたり摩擦や衝突が起こるリスクを見るようになっているのです。
つまり、私たちの人間関係は深く深くはわかりあえないことが大前提にあるのです。
この根本的な問題を解決するために
古代中世の時代は暴力や権力といったものに頼り、
近現代はお金の力によって、人は組織をまとめようとしてきました。
そして、大前提が違う中で私たちが協力関係を創るためには
敵を作ることで味方を増やそうとするのが手っとり早かったりします。
これ、組織の中でつい無意識でやっちゃったりもしますよね。
上司の悪口を言いながら自分の側につけるみたいなやつですw
これが組織がなかなか一枚岩になれず
対立構造が生まれてしまう根本的な原因です。
なので、組織のこういった課題というのは
誰一人として関係ないことはなく、
誰もが問題を起こす当事者となる可能性があります。
この課題は個人の課題として解決しようとするよりも
人類の600万年の課題を超えていくような
チャレンジあふれる課題としてとらえるほうが
当事者同士を整理するときも
無駄な心の重さがなく整理しやすくなるので有効です。
この課題を超えていくためには
目の前に見えることに騙されない知恵と
ちょっとの勇気が必要です。
ぜひ、こんなお話を多くの方としたいと思っています。
興味のある方は以下のアドレスやお問い合わせフォームにご連絡ください。
本日もお読みいただきありがとうございました。
perspective496@gmail.com
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