対話に向き合うからこそ生まれる葛藤と葛藤の原因を見つめることで生まれる安心感

対話に向き合うからこそ生まれる葛藤と葛藤の原因を見つめることで生まれる安心感

昨日、今日は妻との対話の時間を多くとることがあり、

その対話の中で妻を強く葛藤させてしまう出来事があり

自分自身の情けなさや無力さに強く自己否定して眠れなくなり

今朝にかけても情けないことに自己否定を引きずっている状態にありましたw

やっかいなところは自分が長男なことや幼少期の体験のなかで形成した

僕の感情のパターンが大切な人に対して

相手を傷つけてしまうかもと思うと自分の感情(主にマイナス感情)を言えなくなってしまう傾向があり

よけいに感情を押し殺すようになり何も動き出すことができない状態に陥っていましたw

そんな状態の僕を見かねた妻から対話の機会をもってくれ

引きずり出すように僕の感情を引き出し、整理をすることができました。

妻にとっても葛藤する感情もあったのに

僕より先に一歩を踏み出してくれたことには本当に感謝しかありません。

いざという時に同じ感情を繰り返す無意識のアルゴリズム


このプロセスを通して改めて深まったことは

僕のなかでは自分の情けなさや無力さに

心臓が痛くなるような感覚で気持ちを言えなかったことが

僕の中に幼少期に刻まれた感情の結論を繰り返しているということであり、

人は本当にいざという時に同じ感情を繰り返すのだなぁと感じました。

ちなみにどんなエピソードがあったかというと、

うちは両親が税理士だったこともあり、

1歳になった時から日中は母も仕事をするため、

おじいちゃんの家に預けられていたそうです。

僕の記憶に残っているのは永遠ともいえるような

つまらない時間の中、おじいちゃんの家の畳の上で心を殺して我慢しているシーン。

ちゃんと待っているとお母さんからは直樹はいい子だねと言われたこともあり、

本当はお母さんのいる家に帰りたいのに本音を言うと迷惑を掛けるし

おじいちゃんもめちゃくちゃ愛してくれていたのはわかるので

自分の中の辛い気持ちをいじけながらがまんし続けた記憶があります。

(さらに笑えるのは、その後生まれた弟が癇癪持ちでおじいちゃんのところにいれず、

弟は家に帰れるのに直樹はいい子だからだと残り続けるはめになりこの傾向が助長されましたw)

妻には僕に起こっていた感情の言語化を手伝ってもらうことで

自分が幼少期に決断した「畳いじけがまんアルゴリズム」の中にいたことを自覚し

その瞬間に感情の外に出ることが出来、安心感に包まれました。

こちらに安心感が生まれたら、心にスキマが生まれ妻の話もよく聞くことができるので

今度は妻が感じていた葛藤もそのまま聞き、受け取ることが出来るようになりました。

妻が感じる葛藤の背景にも妻の感情アルゴリズムが働いており

その自覚を通して整理につながっていきます。

近いからこそ起こる夫婦の関係性の葛藤


人は基本的に誰一人として同じ画面をみていませんから

誰とでも本当に意見をすり合わせようとすればズレや誤解、葛藤と出会います。

ただ夫婦というのは近いからこそ、この本質的な課題から逃げられないところがあると思いますし、

かといって本当に感じていること(特にネガティブなものであれば)を伝えあったりすると問題が生まれるものです。

結婚して当初はこの葛藤が許せなくてお互いが感情的になったりすると思いますが

ある程度の時間が経てば、お互いの対話を諦めていくのかなと感じます。

痛いところには触れないように上手な距離感をつかんでいくのかも知れません。

僕は幸いにして関係性の課題を絶対に逃げない妻のお陰で

(痛みを伴いますがw)自分の内面を見つめることができ

対話を通して深い安心感や尊厳と出会う体験をさせて頂いています。

本当にかけがえのない関係性をもらっていることに感謝、感謝です。

お陰様で昨日と今朝の強烈な自己否定はどこに行ったのかというぐらい今日の午後はスッキリし、

次回行う企業様での研修の妻との打ち合わせも順調に進んで素敵な1日となりました。

なんというか、のろけのような記事でもありますが

どんなことでも対話ができ育ちあえる関係性が世の中に溢れたら幸せだなと感じました。

本日も御読み頂きありがとうございました。

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