会議が重たい。意見が出ない。 海が変わると自然に魚は変わる

会議が重たい。意見が出ない。 海が変わると自然に魚は変わる

目次

「私たち」を理解するうえで欠かせない海と魚の関係

海に生きる魚は、

海の状態の影響をどうしても受けます。

環境が悪い海であれば、魚は元気がなくなり、

環境が良い海であれば、魚も元気になる。

私たちは、自分たちが生きている海にはフォーカスをせずに、

魚としての変化を望んできました。

よく、セミナーの現場などに行くと、

変化を感じたりするというケースは多いと思います。

しかし、日常に戻るともとに戻ってしまうというような悩みは多いかと思います。

変化欲求があったり、セミナーという限定的な空間で、

お互いが深く干渉しにくいシチュエーションでは、

距離があるので問題が起きませんが、

何かをともにやろうとなったり、

利害が近くなったりすると、関係性の中で問題が起きやすくなります。

多くの日本人が持っている集団に対するイメージ

特に日本は「集団」に対するイメージの悪い人は多いと思います。

部下や、意見を言うことが苦手な立場から見れば、

・上司に意見をつぶされるイメージがあったり

・意見を言ったらどう思われるんだろうとか、

・自分が言ったことが受け入れてもらえない

・顔色を見て、同調しなくてはいけない

・なかなか意見がまとまらなくて、苦痛

上司やリードする立場の人から見れば、

・意見をまったく言わない人間がいたり

・言わないから能力がないのかと思ってしまったり、

・活発な議論をしたいのに自分が話すと周りが静かになってしまう、けど、自分が言わないと始まらない

会議というと重たいというイメージの人は多いのではないでしょうか?

一つの要因として、日本人は意見と自分を同一視してしまうので、

自分の意見を否定・批判される環境が得意ではない人が多いです。

この背景には日本人が集団的にもっている感覚だと思いますが、強烈な自己否定が前提にあるからと考えられます。

もともとアイデンティティが小さかったり、傷ついているのに、

さらに周りから何かを言われるというシチュエーションは、

間違ってしまった、とか、迷惑をかけてしまった、とか、

自分がダメだ、などと思いやすいのだと思います。

だからこそ、多くの観点にさらされる会議というようなシチュエーションは抵抗が出やすいところがあるのだと感じます。

海外のディスカッション文化がある国では、

上手に意見と自分そのものとを分ける習慣が育っている人もいるでしょうし、

ある意味、海外の個人主義が強い文化圏では自分の意見は絶対のところを崩さないから、

私は私、あなたはあなたと、分けているからこそ、影響を受けないというところがあるのかと思います。

会議文化が変わることは、観点が循環する組織造りの第一歩

ここまでを通してみると、つい上司が問題だとか、部下が問題だとか、

会社が悪いとかを思ってしまうのですが、

実は私たちの前提に集団(複数人数のいる場)が上手くいかないようになっている初期設定があって、

そこから生まれてしまっている組織や集団に対するイメージに固定が起こっていることが、

余計に集団や組織(海)に所属している人間(魚)を窮屈にするようになっているのです。

つい、私たちは、海を変化することよりは、

魚としての存在に問題の原因をフォーカスしてしまいます。

鶏が先か、卵が先かのようでもありますが、

海と魚は切っても切れない関係にあり、

お互いが相互作用しているのです。

集団に対するイメージの変化を同時に作りながら、

海が変化することで、自然にその海に生きる魚も変化していくというアプローチは、

とても自然で無理がありません。

ゲーム形式で集団での交流イメージが軽くなる「nGame」

一つの方法論として、

ゲームを通してコミュニケーションの本質を学ぶ『nGame』では、

お互いがずれる根本原因のプレゼンテーションもご用意しているので、

共通認識もつくりながら、

ゲームを楽しみながら、自然に集団での意見交換のイメージが変わっていきます。

意見交換・会議文化が変化していくことで、

人はお互いがもっている多様な観点を遊ぶように使うことができるのです。

お互いの持っている背景(経験・立場・感性)は違うからこそ、一人一人の観点は宝。

チームメンバーが、本気の熱量で意見を出し合い、融合できたとき、

思ってもみなかったクリエイティブなアイディアが誕生したりします。

企業さんやコミュニティで提供する場合は、

ゲームを通して、あるテーマを深めることや、具体的にしていくプロセスをたどることもできます。

言葉で言うよりも、体験してもらう方が早いので、ぜひ、一度ゲームを体験していただければと思います。

https://www.facebook.com/events/319526405589499/

皆様のコミュニティに取り入れるときには、打ち合わせしながらコーディネートも致しますので、ご相談くださいね!

本日もお読みいただきありがとうございました。