精神の課題は精神の次元でクリアすること。自殺に対する処方。

精神の課題は精神の次元でクリアすること。自殺に対する処方。

今日視聴していた令和哲学カフェ(平日21時から22時半で毎日配信している知的エンターテイメント番組です!)
では、【自殺は肯定してよいのか?悪いのか?】というテーマで話がされました。

会の中で、何故、自殺を選択してしまうのかという問いに対して
ファシリテーターを務める令和哲学者ノジェスさんのコメントがありました。

精神の苦痛と出会ったとき、特に現代社会は情報過多の時代の中で、
苦痛自体と出会う頻度が多くなっている。

本来は精神の苦痛は精神の次元で解決しなければならないことを
生命をシャットダウンしようとすることで対応しようとしている。

自殺に向かう衝動は生きたいという意志の表れであり、
精神と生命の違いを明確に定義できない
今までのすべての学問の限界の象徴である。

という話でした。

超情報化社会に向かいコロナ禍に突入する昨今、
私達の現在地はより精神的なストレスや苦痛と出会うことが増えています。

人間とは何か?心とは何か?現実とは何か?生きるとは何か?
それらの本質的な問いが分からず、方向性を持たずに生きることは
非常にリスクがある時代です。

自殺という選択肢を選んでしまうことも
精神の苦痛をクリアする処方箋がもてなかったから。

私たちが生まれたときから自然に備わっている
感覚機能・認識機能に依存した状態では、
私達人間は環境の影響を常に受ける側となり、

環境や情報との出会いの結果に生まれる考えや感情をコントロールことは難しいです。
情報を自らの意志で自由に解析できる情報リテラシー技術が必要になってきます。

このテーマは考えるほど、
当事者に想いを馳せれば心苦しくなる内容ですが、

少しでも多くの悩む方に情報リテラシー技術が伝わってくれることを祈っています。
本日もお読みいただきありがとうございました。

perspective496@gmail.com