セラピストにはぜひ知ってほしい。今ここに相手の無意識と出会うということ。
今週は何かしら毎日セッションが入っているセッションウィークです。
セッションでは相手の無意識を意識化させていくお手伝いをします。
そこで重要なことは『質問力』なのですが
これを左右させるのが、
質問の技術ではなく
知識でもなく
わたし自身の在り方なんです。
自分にどんな大前提があるのかで質問は変化します。
どんな言葉にたいしても質問ができる境地。
その在り方に技術の秘密があって
この1年、2年ぐらいはずっとその研鑽でした。
時にはどうしても
テクニック、やり方レベルの変化にとどまる自分もいました。
でも、そうするとやっぱり結果が物語るんですよね。
プロセスだとわかっていても、歯がゆい思いをすることもありました。
けど、なんだか今週にはいってぐらいから
ひとかわ向けてきた気がする。
質問をする自分の出発が
明らかに新しい中心軸で質問をしている自分がいました。
そんなとき、いままでと違う、相手の気付きが生まれた感じ。
『これがそれだったのね。』
自分がどんな動きのなかにいるのかを俯瞰した瞬間でした。
認識した瞬間、無意識だったものは意識化され、
中心軸が変化したときに手放しにかかります。
今回担当したかたの場合には
その俯瞰したたち位置に立てたとき、
今まで描けなかった未来が描き始められるようになりました。
これはそのかたの人生において
まったく未知の経験。
そんな場に立ち会えたことは本当に感動の時間でした。
さて、この無意識を意識化させる質問力。
これはひじょーに奥深いスキルです。
この一連のスキルを段階で整理をすると、
・無意識を意識化させる意味と価値を理解する段階
・無意識と意識の構造を理解する段階
・相手に規定をすることを通して無意識を意識化させる段階(セラピストがわが決めつけるプロセスが入っていることがポイントです)
・質問を通して相手に無意識の構造を認識させられる段階
このような全体像、さらに教育する能力までいれるともっと段階は増えますが、
セラピストには必須のスキルであると感じています。
何故ならば、
とくにリハビリ職種のセラピストは『関係性』を無視しにくいたち位置にいるから。
これがわからないから
医療が全部ばらばらで、
科ごとにやること診断することがばらばらであると
わたしは感じています。その辺の話はおいおい話します。
そしてもうひとつは病気を語るときにこの無意識の構造は絶対いはずせないからです。
それでは今日はこの辺で。
本日もお読みいただきありがとうございました(^_^)/
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