ソクラテスミーティング参加
- 2026.01.24
- 徒然
昨日は札幌市立大通高校さんでのキャリアプランニング授業「ソクラテスミーティング」でした!
ソクラテスミーティングとは、
さまざまな経歴をもつ大人(ソクラテス)1人に対して、複数人の高校生がグループで向き合い、
・その人の人生曲線を聞き
・葛藤や課題をどう乗り越えてきたのかを共有し
・質疑応答を通して、進路や生き方には多様な道があることを知っていく
そんな対話の時間です。
気づけば、もう5回目。
毎年、高校生たちとの交流から多くの学びをもらっています。
今回は、自分の人生曲線の中で
過去の内的な葛藤や無力感についても率直に話しました。
すると高校生たちからも、
普段はなかなか言語化されないような
「心の中のアウトプット」が自然と出てきました。
本人も気づいていなかった想い。
友達や周囲には話すことのなかった部分。
それを場に出せたことは、確かな手応えでした。
一方で同時に
“人間開発”に明確な答えを持っている立場として、
もっと洗練した関わり方ができたのではないか
という強い反省も残りました。
でもきっと
このタイミングで彼らと出会えたこと自体が
その気づきを受け取るためだったのだと思い
本当に感謝の時間でした。
ここからは、
交流の中で実際に出た質問と、
そのときの自分なりの回答を整理して残しておきます。
この投稿を彼らが読むことは、たぶんない。
それでも、何かのために。

ーーーーーー
◇ 人間関係のコツって何ですか?
◇ 周りの目を気にしないために、具体的にどうしたらいいですか?
この問いに対して伝えたことは、大きく2つです。
① 自分が見ている世界(現実)や考え・感情は、すべて自分の脳が映し出した映像だということ。
一分一秒も、誰一人として同じ世界を見ていないことを知る。
② 私たちが「ある」と思っている存在や出来事は、立場や条件・状況によって簡単に変わる、
固定できないものだと知ること。
(”ある”ままで”ない”ことを知る)
この2つが腹落ちすると
・周りの目に振り回されず
・自分のメッセージに遊ぶように集中でき
・相手の話を聞くときには、相手そのものになって聞ける
そんな状態が自然に生まれてきます。
こどもスクールの子たちを見ていても、
この理解が整理されたとき、
友達との関係が驚くほど変わっていく姿があります。
まずは①
「一分一秒も同じ世界を見ていない」
これを知るだけでも、人生はかなり楽になります。
◇ やりたいことが見つかりません。どうしたらいいですか?
これについては、少し前提から話しました。
③ そもそも「やりたいことが簡単に見つかる時代ではない」という事実を理解すること。
だから、やりたいことを見つけなきゃいけないという社会からの無意識の要求は、いったん無視していい。
特にAIの登場によって、
大人も誰も経験したことのない未来に向かっていることを知ることがとても大事です。
④ 仮にやりたいことが見つかったとしても、
誰一人として同じ世界を見ていない以上、
それを共有したり、うまく伝えたり、
思い通りに進むとは限らないことを理解しておく。
その上で、
⑤「AI時代に人間ができることは何か?」
という少し視点の高い問いを持ち、
困難に挑戦する“同志”として、
友達や大人との出会いを大切にすること。
これが、今できる一つの出発点だと思っています。
この問いは高校生に向けたものだけれど、
実はそのまま、今を生きる大人自身にも返ってくる問いだと感じています。
感謝!
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