【参院選に向けて文明と政治について考えてみた】

【参院選に向けて文明と政治について考えてみた】

🚨注意喚起📢

この記事はかなりの長文です。(個人の意見の整理のため書いています。)

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この1ヶ月、ユヴァルノアハラリ氏の「Nexus」やオードリー・タン、AIやデジタル民主主義について調べまくって

選挙の前に「どんな未来に希望を持てるか?」ってことをガチで整理してみました。

だいぶ長いです!(くどい)

でも

🌟ハラリの情報ネットワークの進化史(Nexus)

🌟 現代ポピュリズムの構造

🌟 アルゴリズムと分断の危機

🌟これからの時代に必要な目線と日本の役割を考えること

まで繋がっていきます。

感想・対話もらえたらめちゃ嬉しいです🙏

目次

⬜ 情報ネットワークの進化の歴史について

ユヴァル・ノア・ハラリ著の「Nexus情報の人類史」では人類の歴史的な変遷は情報ネットワークの進化であると定義しており、

「言語」の発明により、高度な虚構を信じられるようになった。

書物などによって、人間は“絶対に正しい”とされる宗教的秩序や法体系を構築するようになり、国家などの強大な協力関係のネットワークを構築してきた。

現代では様々な移動手段の発明や、電子機器やインターネットの開発により、より強大な協力関係のネットワークを構築し、

時間的・空間的な制約を受けずに地球規模での対立や協力関係を可能にしている。

この世界的なネットワークについては普段自覚することは少ないが

コロナやウクライナ戦争によるサプライチェーンの破綻により、物価上昇が起こるように今や社会はお互いが複雑につながっていることを自覚させられる。

これは同時にAmazonなどの超巨大多国籍企業が力を持つことを意味し、これら巨大企業の巨大資本により、

益々、巨大企業は拡大し、貧富の格差が止まらなくなっている問題もある。

また巨大なネットワークを管理するのために発明されたのが官僚制である。

官僚制を簡単に言うと、我々の生活における様々なものを特定の箱に仕訳し管理するものである。

これにより国家などのネットワーク単位での様々な調整が可能になるが

時代の変化が激しくなると画一的な仕訳により摩擦や軋轢が生じるため、変化に対して硬直的な性質が目立ち、

またその内側でどのようなことがされているかが見えにくいため、一般民衆からは不信感が募りやすいという構造がある。

⬜ 硬直化した権力に対するアンチテーゼ

経済と権力の観点から硬直化した社会構造は一般民衆からは不満が増大し、そのような状況になると一般的にポピュリスト政党が台頭してくると言われている。

ポピュリスト政党のルーツは古代の共和制のローマの時代に遡り、

当時の特権階級だった貴族たちを相手取り、一般民衆の代弁者として指示を集めたのがカエサル・シーザーである。

カエサルはプロパガンダを活用しながら、強烈な民衆の指示を得、その後、強烈な独裁者としてローマを支配した。

(アメリカ建国の際にはローマを参考にしており、権力の暴走が起きない自浄作用のために第4の力として報道の自由を定めてたりする)

国連の発足など、第二次世界大戦後、私たちの世界は多国籍の協力関係を重視され拡大してきたが

今日でも経済的、権力的な硬直が起こってきた時に

トランプ大統領のような民衆を代表するカリスマ型リーダーの登場は、硬直化した既存権力へのカウンターとして、歴史上繰り返されてきた構造の現代版といえるのかもしれない。

このような流れもあり、アメリカファーストに代表される各国で自国ファーストを唄う政党の登場は時代の必然の流れであり、

参政党はそんな中で日本ファーストを唄い、メディアの情報戦を含めてかなり話題になっている。

⬜情報・アルゴリズムによる分断のリスク

ユヴァル・ノア・ハラリの目線では行きすぎた自国ファーストの流れは世界的な分断を生み、

国際的な協調が必要な課題(環境問題やパンデミック、AIなどの先端テクノロジーの規制など)が難しくなっていくリスクを示唆しており、

私も「Nexus」を読みながらその懸念について深く同意した。

特にテクノロジーの発達により、私たちの生活は今やアルゴリズムに支配されているといっても過言ではなく、

煽動的な投稿ほどインプレッションが伸びやすく、攻撃的な内容が優遇される構造になっていた。

過去(2016年‼)にミャンマーでは少数民族のロヒンギャに対する大虐殺が起きたが

その一因としてFacebookのアルゴリズムが”エンゲージメント重視”の仕組みになっていたため、軍部が流した扇動的な投稿が拡散されやすい構造になっており、その結果としてロヒンギャへの憎悪が加速されたという指摘がなされている。

今やAIのアルゴリズムは人間からは可視化が難しく(一般市民からは特に)可視化したとしても大量のデータセットからその相関々係を導くことは難しい。

そのためある意味でアルゴリズムの作る煽動に我々は容易くはまり、

気づかない内に対立と分断のなかに立たされているかもしれないのだ。

これが行きすぎた結果にテクノロジーによる分断が修復不可能になることについてもハラリ氏は警鐘を鳴らしている。

今回の参院選もそのような分断が産まれかねない状況にあることを痛感しており、

特定の政党や候補者の支持や応援が人格攻撃や生命の毀損にまで至りそうな事案になっている。

このような情報とのつきあい方を今一度理解した上で、気持ちよく選挙を楽しみたい!のが私の意見である。

⬜ 内向きのナショナリズムから開かれた時代的なメッセージをもつことの重要性

その上で今回の選挙は自民・公明の既存の権力体制からの脱却が中心のテーマと考えており、これまでの政策に対するアンチテーゼをもつ政党がどこまで影響力を持てるのかという焦点がある。

個人的にはオードリー・タンの考え方やデジタル民主主義の技術的実現の可能性がある「チームみらい」を推しているが(その思想やテクノロジーを使った協力関係づくりなどいろいろ感動している)

そのなかでもやはり目立つのは参政党。

昨日、代表の神谷さんの名古屋での演説(ノーカット)を拝見したが、ここまでの活動のプロセスを聞き、決して簡単な道ではなく、不屈の覚悟と情熱をもって、一般国民をここまで政治に関心を持つようにさせ、全国のネットワークを築いたことは素直に感銘を受けるし並大抵ではないと感じた。

しかし一方で、今回の参院選の特徴がこれまでの自公政権に対する評価のような側面があるからか

自国ファーストのような内向きなナショナリズムを強調する姿勢には少し引っかかりを感じる 。(何故なら人は簡単に情報に煽動されるから)

今の世界は様々な問題に溢れ、特にAIの開発により急速に失業者が産まれ始めたりと、人間とAIの関係、人間の尊厳など、世界の中心者が変わりかねない世界全体が後戻りできない変化の渦中にある。

このような時流のなか、対外的・時代とつながって世界に示せる日本の姿を提示できないことは実は目の前の我々の生活以上に待ったなしの状況なのではないか?という意見を持っている。

「日本らしさ」を考えたとき、保守の意見では日本精神への回帰が提案されることが多い。

私も日本精神は世界における宝ではあると考えているが、それがあっての「今」である。(日本精神が明治、大正、昭和と変遷したにつけ)

つまり、単純な日本精神への回帰だけでは不十分であると感じる。

西田幾多郎は第二次世界大戦の敗北の要因が日本の霊性的自覚の不足と話している。

これをどのように定義するかもあるが、日本精神をデザインし直し、数学や科学とも整合性のあるメタ的な視点に上昇させ取り扱うアイディア・コンテンツが世界全体への影響力を示すために必要になると考える。

ある建物のなかで事件が起こっていて、その事件を解決するための理想的な施策が提案されたとしてーーーー

実はその建物の外には建物ごと飲み込む大きな津波が迫っていた。

このような時、内側での小競り合いに勝利する施策が知恵ある戦略なのかについては考える余地のあることだと思いませんか?

このような目線も持った上で各党の政策を見極めたい。

昨年の衆院選の時はホームページなどを調べても、各党の政策が見えず

(そもそも新聞の候補者のリストから政策ページへのQRなどがない候補もいたりしてかなり残念だった)

書かれていたとしても、具体的なイメージの見えない簡単なものばかりで、有権者からすると判断に困ることを感じた。

今回、全体的にSNSの情報発信も含め、各党の政策に触れやすくなった。

時代の流れも読みながら

今の日本を診断し、未来のために楽しく投票をしたい!

というのがまとめである😘パチパチ👏

⬜ 最後に

ということで、実際に我々の生活も厳しくなる中、各党が今回の選挙で内向きになってしまうことはタイミング的にしょうがないと思いつつ😅

これからの未来を考える上で私は一人の人物のビジョン・マニフェストを紹介したい。

その人はノ・ジェス。彼は韓国人というルーツもあるが、日本文明を誰よりも愛していると自負をしている。

30年前、彼は福岡の地で日本精神の根幹である侍の悟りを数式化、言語構造化することに成功し、数学や科学とも接続可能なメタ言語を開発している。

その発見と発明から日本文明がこれまで通過してきた道のりの時代的意義を見出だし

日本が混迷する時代の唯一の希望となることを確信し、ここまで一貫してJAPAN MISSIONを語り続けている。

その彼が今回の世界情勢・日本の情勢も鑑み、これからの日本の進化の道筋であるマニフェストを発表する。

2025年10月1〜5日、『2035年アメリカGDPを3倍超える!日本100兆ドル時代のマニフェスト5days!』

をタイトルにオンラインイベントが開催される。

始まりにないものは終わりにもない。

なぜこれほどの成長と進化を描けるのか、その理由を共に確かめつつ

一人の地球市民として自らのマニフェストを構築したい。

BESTBEING😘