外を取り入れられない涙

外を取り入れられない涙

自分と観点を同一視し、それを守ることに力が入っている状態では
自分の観点の外のアイディアやイメージと出会った時に
自分を否定されたと感情的になってしまい、議論を継続することが困難になる。

相手からの意見がシャープであればあるほど
それができない自分を責めたり
相手に対して攻撃的になってしまう。

観点を自分と分離するためには
まずは自分が観点の中にいることを自覚することが必要。
そのうえでよーく観察していると
いつも繰り返す自分のパターンのようなものが見えてくる。

自分の感情のパターンを観察することは
メタ認識においても世にも知られている技法であると思うが

認識技術では
実はこれが人間共通の課題の中にいるという
よりメタな次元の課題であることを自覚することを提案している。

人間共通の課題と向き合っていることが分かった時、
感情にはまることも個人の責任ではなく

実は観点の外にずっと出たかった
人類全体が800万年の歴史で抱えてきた
大きな課題にチャレンジしていることのイメージが育っていく。

これらのプロセスを通して疑問が出てくる。
一体誰が、このように人間が観点の中にはまり、
自己否定するのかの設計をしたのかと。

犯人捜しの旅が始まる。

この壮大な旅路のなかで
何度も質問を重ね
自分という枠がどんどん大きくなり、
自分の器が大きくなることで

感情の波も
大きく受け止め観察しきる
自分になることができる。

大きな自分となって
自分と異なる外と出会い続ける姿勢を持てたとき
気持ちよく自分と違う意見も取り入れさらなる限界突破ができるようになる。

本日も御読み頂きありがとうございました。

perspective496@gmail.com