メタフィクション(MF)手法を活用した生き方の整理
- 2021.04.01
- 徒然
SF(サイエンスフィクション)というと馴染みの深い方は多いと思いますが、
メタフィクションという概念があることをご存じでしょうか?
※メタフィクション概念について解説されているサイトです。
映画や小説を作る際の表現技法のひとつで
物語に登場する人物が自分が虚構(物語)の中にいる人物だとわかっているような表現を指すそうです。
特徴として物語が虚構であるという大前提で成り立っており、
例えば、探偵ドラマなどで探偵が回想や考察するシーンで、
視聴者に向けて語りかけているようなものを指します。
これは物語の登場人物が物語が虚構で在り、それを見ている実体があることをわかっている状態です。
イーロンマスクなどはこの世界はヴァーチャルの仮想現実の中のようなものだと言われたことで有名ですが、
実は私たち人間も脳が作り出した映像の虚構の中にいると解釈することができます。
自分たちが当たり前につけている脳のヘッドセット。
そこが大前提になっているから私たちは自分が見ている映像に疑問を持ちません。
VRゲームをやると、画面の中の自分の手と意識の手が連動するように動いていたとしたら、
例えまったく模様の違う腕だったとしてもそれを自分の腕のように感じるかもしれません。
私たちの見ている画面が虚構なのだとしたら真実とは何なのか?
超情報化社会のなかで、主導権を持って情報を解析するためには、
すべての情報よりも主体に優位性、尊厳性があることを理解することが重要です。
それが真実というものです。この真実と虚構の関係が整理されることが新しい時代の知恵だと感じています。
Noh Jesuさんは「映画哲学」と称して、
映画を通して日常とつながる哲学を学ぶことをオンラインサロンなどで展開されていますが、
人が画面をメタフィクションの心で、とらわれずに楽しむ心で生きることができたら
もっとチャレンジがあふれ、協力関係が沢山生まれる社会になっていくと思っています。
4月24日には「Truthers(トゥルーサーズ)」というイベントがあります。
3人のスピーカーたちが人間とは何かというテーマでこれからの生き方について語っていく内容になっています。
きっと自分と繋がるメタフィクション概念が自然と深まるようなそんな時間になるんじゃないかと思っています。
4月24日トゥルーサーズ イベントページ
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