半導体戦争における日本の可能性 デジタル認識の価値
- 2021.04.13
- 徒然
半導体戦争のなかでの日本の可能性
前回記事に続いて半導体戦争がテーマ。
米国、中国が覇権戦争をしている中でもキーポイントとなる半導体戦争。
いろいろと調べたりしていると合点がいったのが、
半導体を制する者は世界を制するというもの。
全てがインターネットにつながっていく社会のなかで大量の半導体を持てるということは
いち早い社会インフラのバージョンアップと強烈な国力の増強につながり、
他国もけん引するモデルとなれば、一気に世界全体を席巻する可能性を持っているわけです。
特にIOTを活用したビッグデータの活用は強力な統制力にもつながりますね。
自由主義の国家では個人の人権などの観点から、こういった社会インフラの導入にプライバシーの尊重など
難しさがあるわけですが、この点、共産主義の国家は強みがあり、
電子決済の導入などは有名ですが、中国のデジタル化のスピードは目を見張るものがあります。
こういったところからもアメリカは中国を牽制しなければならないわけで、
アメリカの描くアジア戦略の中の日本として、日本は役割を演じることになってしまいやすいのです。
未来戦略・未来産業の不在はそのまま日本自体の存在感の消失につながり、
衰退はまぬがれません。
だからこそ、時代の流れを読み解きながら、これからの時代を日本なりに戦略を描く必要があると感じています。
情報化社会の未来を先回りしてけん引するデジタル認識の必要性
今の社会的にも少しずつ問題視されているのが、
超大量の情報にさらされる超情報化社会の波。
特にIOT化し、すべてがインターネットとつながる時代になったとき、全てが情報化されていくと言えます。
情報との人間との出会い方が肝になっていく時代。
既に起きていると言われますが、人間の処理能力を上回る情報は人間に多大なストレスを与えます。
疲れの原因は体の疲れとともに脳の疲れによるものも多いと言われます。
人間の質量のなかで2%の脳。
その脳のエネルギー消費は体全体の20%とも言われます。
これからの時代には、さらに強烈な脳のエネルギーの消費がされると予測され、
そんな時代に人はストレスを越え、精神をどう保つのか?重要なテーマになると考えます。
薬剤や脳へのチップを入れ電気刺激により統制するのか?
もちろんそれも選択しかもしれませんが、
私が考えるのはデジタル認識を獲得することが必要であると考えています。
すべてを「情報化」するとしたら、
何かをコントロールするためにはその何かよりも上位の概念が必要です。
情報をコントロールしたいのならば、情報とはどこから生まれるのか?
情報を生み出す情報、情報の根源となる概念を人間が活用することが必要になると考えています。
そうなったとき、情報を抽象化し、ひとまとめにすると、私たちの意識に上っている認識画面として、
シンプル化することが可能です。
この意識の画面が成り立つ様子を、
コンピュータ画面のようにオンオフで立ち上がる様子を認識できることで、
情報からも自由なメタ次元に心を置くことができるのです。
すべての情報よりも人間の心の価値が揺らがないことがわかること、
脳が静かになる心の境地。それが脳をリラックスさせることにもつながるのです。
この意識の作動原理と宇宙の作動原理が、コンピュータの作動原理とつながって認識できることを
デジタル認識と呼んでいます。
情報の根源として定義した、全てのオンオフを可能にしている素材を心の半導体と呼び、
この心の半導体の開発が、情報との出会いをスッキリの心で編集できるようになる道なのだと考えています。
米中覇権戦争のなかで、日本が超情報化社会になる時代を先回りしてけん引していく。
そんな未来を皆さんと考えたいと思っています。
本日もお読みいただきありがとうございました。
perspective496@gmail.com
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