何かをやれていないと思う日本人によくある病気。自分がどんな感情を繰り返すのかを観察することの大事さ
- 2021.05.30
- 心についての話
日本人特有の病気かもしれませんが
自分が何かをやっているということよりは
何もやれていないということにフォーカスしてしまうことはよくあります。
例えば子育てをしている女性などは
家事や育児などを通じて
それらの活動は当たり前にしていても
社会的な活動はできていないといったところを引っ張って
自分は何もできていないといった解析をしてしまう人っていますよね。
僕も自分の個人としての事業以外にも
チームで活動するプロジェクトもありますが
そういった活動のなかでも自分が貢献できていないような感覚に入って
たまに自己否定する感覚と出会うことがあります。
実際に客観的に見ると自ら投げかけて動いているものや
当然自身の本業を通しての活動などがあるわけですが
そういった自分のできている蓄積とは関係なく
できていないところをキャッチしてしまうということはよくある話かと思います。
人は今ここをありのままに見ている訳ではなく、
過去の経験したイメージを今ここに投影する構造を持っています。
僕のケースで言えば、僕の過去のイメージの中に
自分が力及ばず無力な感覚に打ちのめされるような経験があり、
そのシーンの感覚を今と出会わせやすいのです。
皆さんが日常で繰り返してしまう感情の背景には
あなたの過去の経験した感情イメージを
今に見ている可能性がかなり高いです。
ぜひ、そういった日常のご自身の感情の動きも観察してほしいと思っています。
特に日本人は第二次世界大戦を通過して、
原子爆弾、民間人への爆撃、天皇の人間宣言、バブルの崩壊などなど。
国民全体が大ショックな事件を経験している稀有な国です。
そういった事件の数々に日本人が強烈に自己否定しまう背景があると
僕の師匠の一人であるNohJesu氏は言います。
しかし、韓国人であるNohJesu氏は、日本がこれからの時代の希望であると話します。
その理由は原爆を2つ落とされてもアメリカを恨まないからだと話します。
強烈な変化が必要な時代に
すべてを手放す勇気を持てる国。
実は私たちの日常の感情の動きは
これからの時代の変化をつかむための重要なカギだったりします。
ぜひ皆さんも日常で自分がどんな感情の繰り返しを経験しているか
観察をしてみていただけたらと思います。
興味のある方はセッションを通じて、何故自分がその感情を繰り返してしまうのか。
私たちの大前提にある無意識の感情のエンジンを整理をすることも可能です。
ぜひ、ご相談いただければと思います。
本日もお読みいただきありがとうございました。
perspective496@gmail.com
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