存在を殺す組織・存在を活かす組織 モチベーションを高め続ける新しい『組織』づくり

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目次

今までの組織とこれからの組織の在り方

『組織』と聞いて皆さんはイメージがありますか?

何かを強制されるイメージだったり、

我慢を強いられるイメージだったり、

イメージがあまりよくないという方も多いと思います。

かくいう僕も『組織』には苦い思い出が多く、

自分なりに患者さんのためとか、

やりたいようにやっていたら

大抵不調和が生まれて

組織からドロップするということを繰り返していたと感じています。

リハビリ病院時代にはそんな感じでしたので、

病院という枠で考えるとあまりよろしくないやり方でクライアントに貢献しようとしていたし、

今、思えば周りのことを考えていなかったなぁと反省。

自分が治せる役割を果たすことにしか関心がなかったのだと思います。

ある意味で治す自分が主役であり、

そんな状態でしたから、周りや組織に合わせるということは

自分を殺すとか我慢しなければならないイメージでした。

そう言ったこともあって自分の裁量の範囲で最後までやりきりたい想いもあり、

独立をしたという背景もあるのです。

その後は独立はしましたが、

協会組織のメンバーとしても活動をしており、

インストラクターなどを行ったりしましたが、

僕なりのブランディング戦略をやりたいよーーーにやっていたら、

組織とぶつかりが起こってドロップする。

僕は組織には所属できないんだなぁと絶望した瞬間でした。

これって今思うとなかなかショックなことで、

人生や社会に対して絶望的な感覚になったことを覚えています。

パートナーとかだったら許容してくれるイメージはあったとしても

社会という組織と上手くやっていけないんだということは

発展性に欠けるイメージがありましたし

じり貧になっていくような恐怖を植え付けさせたと感じています。

今までの組織に組織らしい組織はなかった

人が二人以上集まれば組織と呼べる要素を満たし

家族も組織であり、会社も組織です。

顧客をもつということも組織をもつことと言えます。

人生においてどんな組織を持つかは

どんな方向に人生の舵取りをしていくかと直結します。

しかし、今までの『組織』ではそこに善意があったとしても

お互いの可能性を制限する方向に働いてしまうということ。

存在の可能性が制限されてしまう組織。

組織とは本来人間の中にある可能性を最大に引き出し、

違いを相互作用させ今までにないアイディアを創発させていくもの。

その安心の海で無限大にチャレンジが出来る。

そんな集合体が本来の組織です。

それが出来なくなってしまうことは

組織とは呼べず、

私たちの時代のなかで組織らしい組織は生まれてこなかったと断言することができます。

人が集まった『集団』というレベルに過ぎなかったのです。

今までは組織というものは、大きな機械としてとらえ、構成員一人一人は一部の部品として考えられ、

正確な動きを求められました。

だからこそ、失敗が許されないし、

使えなくなったら取り替えられる。

そんなイメージがあったのです。

生きるためにはお金が必要で、お金を得るためには我慢をしないといけない。

そんなパラダイムで動いていました。

だからこそ、組織の限界を感じて一人一人が独立する方向に社会全体が動くわけですが、

個人でただ頑張り続けることも限界なわけです。

これからの組織は生命体のような組織

だからこそ、今までにない組織のイメージを獲得し、

協力関係のなかで未来をつむぎ、

その関係性が拡大していくことが商品になっていくのです。

例えるなら一個の生命体のように機能する組織。

自ら方向性をもち、

外部との相互作用で進化し成長する。

組織の構成員は自らが一部となって

自分の中にありリソースを組織全体の目的のために最大に発揮する。

外界との出会いや限界との出会いのなかで

新たなアイディア(機能)を獲得し広がっていく。

そんな関係性が求められるのです。

自発的に自ら拡大し

様々な課題を解決しながら

成長していく組織の姿。

自分と組織がイコールになってしまう境地。

新しい組織を作るには人間の認識が変化する必要がある

この新しい組織モデルを作るためには人間の認識が変化する必要があります。

私たちの認識の現在地は自分の知っている世界に固定されています。

その原因は脳。

脳は限定的な情報だけをキャッチし、

その範囲だけを自分と定義します。

経験(過去)した範囲に固定されるのでお互いがお互いの過去から自由になれず

本当の融合が難しかったのです。

だから今までの組織が未熟だったのは

人間の認識構造に限界があったから。

この認識構造を補うことで新しい関係性がスタートします。

認識技術nTechはこの人間の認識構造にメスを入れるものです。

あえて不完全さをもった人間の脳機能。

もしかしたら皆さんの悩みも関係性の悩みから来ているかもしれません。

アドラーもそのように述べています。

関係性を無視できない日本だからこそ、

出来る組織づくりがあると感じています。

本日もお読みいただきありがとうございました。